今日の心がけ～職員のスピーチ～

家族朝礼

奈良県で自動車整備会社を営むＮ氏。
「見えるところも、見えないところも丁寧に」をモットーに、お客様との対話を重視しながら、整備を進めています。

ある日の朝礼で、社員が「家族との対話を大切にしたい」という感想を述べました。
Ｎ氏も〈妻や娘としっかり話していないな〉と思い至ったのです。

そこで、翌朝から家族朝礼をすることにしました。

朝の挨拶から始まって、わが家の今週の目標を確認した後、家族３人で『職場の教養』の輪読です。
１０歳の娘が担当になった日、「水の出しっ放しを止めようと思います」という感想を述べ、それ以来、歯磨きの際、水を流したままにする癖がなくなりました。
感想を述べるたびに行動が伴うようになり、自発的に活動するようになった娘の姿に、わが子の成長が身近に感じられるとＮ氏はいいます。

Ｎ氏と妻も、感想の中で、家族への感謝を述べることが多くなりました。
朝礼を通じて、お互いがかけがえのない存在に思えるようになったのです。
同時に〈娘は何歳までパパと朝礼してくれるかな〉と、照れくさそうなＮ氏です。

今日の心がけ◆家族間の会話の機会を設けましょう
「職場の教養」（一般社団法人倫理研究所より）

私にとっての家族は、この職場のみなさんです。
父親は藤田学長、母親は上原事務局長、そして同僚という兄弟がいます。

子は親の言うことを素直に聞かなかったり、兄弟は仲がいいだけではなく喧嘩もするもの、
これが、よくある家族の日常です。
身近な存在だけに、ちょっとしたことでも相談し合い、そこから良いアイデアも生まれます。
こじんまりとした職場のメリットです。

家族間で朝礼を行うことは、気恥ずかしさを感じると思います。
そのような中で、声に出して目標を述べることで、慣れすぎて気が付かなかったことでも新しい発見が生まれます。
家族とは遠慮の必要がありません。気持ちをストレートに伝えることで、物事がより早く解決できると思います。

先日、体調の優れない日が続き、家ではただ悩んでいるだけでしたが、職場で語り、アドバイスもいただき、気持ちが晴れて本当に感謝の思いでいっぱいです。

事務局係長（進路支援担当）　中村 周