今日の心がけ~職員のスピーチ~

時間活用

2019.10.30

時間は、二度と取り戻せない資源です。借りることも、貸すこともできず、また、貯めようと思っても貯まらないものです。
この大切な時間をいたずらに蝕む生活をしている人もいます。その一つに、心配ごとで多くの時間を潰してしまうことがあります。また、後悔ばかりしていると、否定的な感情に時間を食い尽くされてしまいます。
そのような時には、考え方を変えてみるとよいでしょう。例えば、「これまでのことは人生のリハーサルだ。今からが本番だ。」と思い直すのです。
人生は、山あり谷ありです。どん底まで落ちたら、あとは上を目指して少しずつでも上がっていくのみです。
人は生まれてから死ぬまで、時の刻みによって、一刻一刻と命が少なくなっていきます。時の刻みは、生命の刻みともいえるでしょう。
時の刻みは無限に続きますが、私たちの生命の刻みは有限です。だからこそ、今を力いっぱい生きていきましょう。

今日の心がけ◆今この瞬間を大切に生きましょう
「職場の教養」(一般社団法人倫理研究所より)

「時間は存在しない」、これは本のタイトルです。カルロ・ロヴェッリという物理学者が書いた書籍で、文科系の人でも充分読むことができ、結構売れているそうです。この本の帯に、「時間とは、人間の生み出すものだと、物理学者が言ったらどう思います?」と書かれています。

例えば、「ご先祖様を大切にしましょう」と言えるのは、死後の世界があってこそです。個人的には、物語で終わらずに、“あの世”というものがあってほしいと思います。ただ、スティーブン・ホーキング博士は、無いと断言しているそうです。

私たちが時間を感じる時は、過去の記憶や未来の予測で、日常生活に必要だから「時間」という考え方が成り立ったのかもしれません。
そう思うと、時間がもったいないという重圧から解き放たれます。
「あの人は、どうしてあのように無駄な時間を過ごしているのだろう」と思う時があります。ただ、意外と本人は無駄に感じていません。それは、他人に流れる時間は他人のモノであり、必要だからです。

学生の就職活動を見ていて、誰もが羨むような求人を見つけると、競うように“就活”を進めて内定を獲得します。それを分かっていながら、すぐには動かない学生もいます。その学生の行動は誤りなのかというと、そうではなく、“動かない”という時間が必要なのです。悩んで、くよくよして、後悔して、そのリズムの時間を使って、人は幸せに向っているのです。過去と未来は時間を感じると言いました。時間を感じないのは現在です。その現在(今)、一番良いことをしてはいかがでしょうか。

事務局 係長(進路支援担当) 中村 周

OPEN CAMPUS

オープンキャンパスの日程を見る

受験生向けのお知らせ

一覧で表示

在学生向けのお知らせ

一覧で表示

閉じる
閉じる
閉じる