今日の心がけ~職員のスピーチ~
歯のように食べなさい
2019.07.08
営業職で外回りが多く、外食や酒席が多いYさん。
会社の定期健康診断で「要治療」という結果が出てしまいました。
以前から、食生活を見なおす必要を感じていただけに、この機会を捉えて、大幅な改善を決意しました。
健康に関する本を手当たり次第に読み、動物性たんぱく質は摂らず、玄米食、野菜中心の食生活に変えていったのです。
その結果、体調が良くなりました。
ところが、急激に痩せたため、力が出ないときがあったのです。
そんなYさんに、ある先輩が「歯のように食べなさい」という言葉を送りました。
「歯にはそれぞれ役割がある。切歯(前歯)は葉物・野菜を噛み切るため、犬歯は肉類を噛みちぎるため、
そして臼歯は穀物を臼で磨り潰すように食べるためにあるのだよ。」
それぞれの歯の本数の割合で、野菜、肉、穀物などをバランスよく食べた方が良い、という先輩からのアドバイスでした。
Yさんは人の体の奥深さを改めて実感しました。
そして、極端に走らず、自然なバランスで食事をすることの大切さを学んだのです。
今日の心がけ ◆ 食事のバランスを考えましょう。
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
”食べるということ”→それは生きていくための大切な行動の一つです。
そして、食べるために”歯”は最も重要なものになります。
歯が不健康だとしっかり咀嚼ができず、食事そのものが楽しめません。
よく噛むということが、味覚を促し、満腹感を得ます。
また、脳の働きが活性化され、消化機能も良くなり、胃腸への負担も軽減されて体に充分な栄養を供給することができます。
このYさんの先輩がアドバイスされた「歯のように食べなさい」という意味がピンと来ず、歯の本数の割合を調べところ、前歯が「2」・犬歯が「1」・臼歯が「4」と
構成されていて、つまり、野菜(前歯)が「2」・肉類(犬歯)が「1」・穀物(臼歯)が「4」という割合でバランスよく食べるというアドバイスだったのです。
今の時代、季節や時間に関係なく食材を手にすることが出来ますが、塩と水以外は”命”あるものをいただいています。
この命に感謝し、健康な歯と身体を保ちながら、「食べられることの幸せ」をしっかりと食べるために生きているのではなく、生きていくために食べるということを大切に心にとめておきたいと思います。
教務係 栗原