今日の心がけ~職員のスピーチ~
ゾウの出産
2019.06.21
動物園で飼育員をするFさんは、かつてアフリカの国々で、絶滅の危機にさらされている野生動物保護のボランティアに参加したことがあります。
滞在先のキャンプ地周辺には、像が水浴びに訪れる池がありました。カバやヒョウ、ダチョウなど、様々な動物たちの生態も観察することができました。
雨季に入ったある日、キャンプ地の近くでゾウの出産を見ることができました。生まれたばかりのゾウが立ち上がって、ぎこちなく歩く姿に、ボランティアスタッフの誰もが涙を流しながら感動したといいます。
ゾウは四年に一回ほどの間隔で出産し、授乳期間は二、三年続くと言われています。
Fさんはまさに貴重な瞬間に立ち合うことができたのでした。
近年、アフリカでは、環境問題や象牙のための密漁により、ゾウの個体数が減少し、Fさんが目撃したアフリカゾウも、絶滅危惧種に指定されています。
ゾウといえば、日本の動物園では人気者ですが「野生のゾウにとって、一番の外敵は人間であることを知ってほしい」とFさんは語ります。
今日の心がけ◆人間社会が動物に及ぼす影響を考えましょう
『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より
池の水ぜんぶ抜く番組が放送されています。
買ったはいいが、手に負えなくなった外来種生物を池や自然の中に放流や放置されて生態系や自然を破壊して、その結果、人間の無責任が浮き彫りになっていく番組です。
これからの生活に自分が何ができるか、こどものために何が残せるか改めて考えさせられます。身の回りのことから始めて広げていけるような活動をしたいです。
今日の心がけ◆人間社会が動物に及ぼす影響を考えましょう
事務局係長 田中淳一