今日の心がけ~職員のスピーチ~

「けり」をつける

2018.12.17

「仕事にけりをつける」「物事にけりがついた」といった言葉が
あります。この「けり」の語源は、「蹴り」だと思っている人も
多いのではないでしょうか。

 嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 龍田の川の 錦なりけり

 これは現在の奈良県斑鳩町あたりを詠んだ短歌で、百人一首の
一つです。「山風が吹いている三室山の紅葉が吹き散らされて、
龍田川の水面は錦のように美しいことだなあ」という意味です。

 この歌の最後に「けり」が使われています。この「けり」は
「だなあ」という詠嘆の助動詞ですが、百人一首や古今の短歌
でも多く使われています。
 最後に「けり」と詠むことから、「終わりにする」「結末」の
意味になり、転じて「物事に結論を出して終わりにする」という
意味にも使われています。
 どのような仕事でも、後始末をするなど、「けり」を上手に
つけることは成功の要件でしょう。

今日の心がけ◆後始末で「けり」をつけましょう

 早いもので、残り2週間で平成30年も終わります。

自分の中でけりをつけることは何かを考えてみました。
まず、身の回りの片付けです。毎日仕事で使っているパソコンの
デスクトップは、壁紙が見えなくなるほど、ファイルでいっぱいに
なってしまいましたので、まずはファイルの整理をして、
共有ファイルは特に誰が見ても分かるようにしたいと思います。
 
 後始末をすることは、物を片づけるだけでなく、
物を大切にする心を養います。
 大事に使うと、より一層、大切に使おうという心が生れてきます。

 何事も終わりまできちんとやり終えることは大事なことですので、
やり始めたことは自分で責任をもってやりきることで、自信にもなります。
 また、他人からの信頼・信用にも繋がると思いますので、後始末を徹底し、
仕事の質を高めていきたいと思いました。

 片づけも仕事も、後回しにせず、その日その日で完結していきたいと
思います。

実習指導係 林
 

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