今日の心がけ~職員のスピーチ~

K先生は左利き

2018.12.06

Kさんは左利きです。小学校低学年の頃、母親の勧めで、町の書道塾に入りました。
両親には「左利きを治したい」という希望があったようです。

慣れない右手で筆を持つのですが、なかなか上達しません。
後から入会した妹に抜かされてしまいましたが、それでも書道を続けました。

Kさんは、書道以外にも、左利きであることに劣等感を感じていました。
ドアノブは右利きの人に使いやすく作られています。
箸の使い方や家庭課の運針も苦手でした。
缶切りやハサミも使いづらいのです。

その後、Kさんは紆余曲折を経て、書道の先生になりました。
特技は、生徒の右側に座り、生徒の持つ筆を左手で一緒に持って、
運筆の指導ができることです。Kさんはいつの間にか、
両手が同じように使えるようになっていたのでした。

また、どんなハンデにも先入観を持たずに、
人と接することができることも、指導上の強みになっています。
今があるのは、左利きを矯正しようと悩んでくれた両親のお陰だと、
Kさんは感謝しています。

今日の心がけ◆苦手に挑戦しましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

人は大変なことから目を背けがちですが、
それを苦手だと片付けずに乗り越えると
苦労した分、自信につながっていくものだと思っています。

苦労することから逃げてきた人は、
「自分に甘い・怒られるとすぐやめる・なぜか上から目線・仕事の要領が悪い」
とのことです。

Kさんのように劣等感や挫折を繰り返した結果、
左利きというハンデを生かした仕事に就けたため、
人生は色々な事から逃げずにどこかで苦労するべきだなと感じました。

これからは仕事でも家事でも大変だなと思う事から、積極的に行っていき、
年末に向けてやり残したことがないよう計画を立てていきたいと思いました。

                 教務係 田口宏美

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