今日の心がけ~職員のスピーチ~

ゴリラのリーダー

2022.06.28

霊長類学者にして、ゴリラ研究の第一人者である山極毒一氏。 京都大学の総長である氏は、「理想のリーダー像」をゴリラの社会に見いだしています。

ニホンザルをはじめとするサルの社会は、勝ち負けを明確にし、勝ち続けていったサルがリーダーとなる階層社会です。
一方、ゴリラの社会は並列社会であり、勝ち負けを決めないのです。

それでは、どのようにしてゴリラの社会ではリーダーが決まるかというと、「あのオスなら子供を預けても大丈夫」 「自分を守ってくれる」と、メンバーから信頼を得てはじめてリーダーが誕生するのです。

「組織はリーダーで決まる」と言われます。
また、理想とされるリーダー像は時代とともに変化するものです。

誰よりもその仕事を誇りに思い、情熱を注いで取り組み、誰からも一目置かれる人がリーダーになると、所属メンバーは〈リーダーのようになりたい〉〈この人を支えたい〉と一致団結して仕事に臨めるはずです。

今日の心がけ◆信頼される仕事をしましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

動物の世界では、すべて勝負でリーダーが決まっているのだと思っていましたが、サルは勝負でリーダーが決まり、ゴリラは信頼を得てリーダーが誕生することを、初めて知りました。

これを学校のなかに置き換えて考えてみると、クラス、部活やサークル、委員会などさまざまの組織があり、リーダーがいます。

みんなから信頼を得ている学生がリーダーとなっている組織は、団結力があり、目的のためにみんなで協力しているなと感じます。

そのためには、リーダーは見えないところで、事前準備をし、陰の努力をしています。
その準備があった上で、お互いの信頼関係が築けたとき、物事は上手く進むのだと思います。

私自身も組織の一員として、その信頼できるリーダーの考えや陰の努力を考えて協力し、行動していきたいと改めて思いました。

学生係 田口

リーダーについては「ダメなリーダーの特徴」「理想のリーダー像に必要な条件」いろいろと書籍が出ていますね。
どれも似ている項目が書かれています。
小さなグループから大きな組織まで、幼い子供たちから高齢者のグループまで、どのリーダーも「信頼される立派なリーダー」を目指していると思いますが、なかなか難しいことです。
それゆえ、リーダーシップや理想的なリーダーについての書籍が多く出版されるのでしょう。

しかし、動物の世界を見てみるとこれが大いに参考になるのです。
ここでも述べられているチンパンジーやゴリラのリーダーの決定方法の違いも人間社会での決定方法の違いにも似ていますね。

例えば、TVでもよく見ますが「ライオンや象やハイエナのようにメスがリーダーになる場合は多くの知識をもち、経験を積んできたものに、他のものが積極的に従う」のだそうです。
それはグループが生き残り、繁栄するために一番良い方法を採っているのでしょうね。

本学の教職員もそれぞれが、それぞれの場面で、学生や教職員のリーダーです。
このことを頭に置きながら良いリーダーとして、仕事に臨みましょう。
また、良きフォロアーが良きリーダーを作るということも忘れないでいきましょう。

藤田

提携アパートのご案内

受験生向けのお知らせ

一覧で表示

在学生向けのお知らせ

一覧で表示