今日の心がけ~職員のスピーチ~

「歯の磨き方

2018.07.27

Cさんは、歯科衛生士に、
「どのように歯を磨いていますか?」と尋ねられました。
Cさんはいつも、歯ブラシをしっかり握って、短時間でゴシゴシ磨いています。
そのように答えると、次のように指導されました。
「力が入り過ぎていると、歯にも歯ぐきにも良くないですよ。
歯ブラシは鉛筆を持つように軽く持って、やさしく磨いてくださいね」
その日の夜、教わった方法で歯ブラシを持ち、やさしく歯を磨いてみましたが、
何か物足りないような気がして、すぐに前の磨き方に戻ってしまったのでした。
良いとわかっていながら、今までのやり方に執着していたのです。

◆今日の心がけ◆良いことは積極的に取り入れましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

私もこのお話のように、歯磨きの指導を受けたことがありますが、
やはりCさんと同じように、いつの間にか元の磨き方に戻っています。
元のやり方が良いと思ってるわけではありませんが、
何年もかけて身に付けたものを変えるには、
何年もかかってしまうのかもしれません。

仕事や日常生活の中で、周囲の人の作業や対処の仕方の方が合理的とか、
スマートでやり易そうだなと感じることはよくありますが、
今までやり慣れた方法の方が慣れてる分、上手に早くできることもあり、
なかなか新しいやり方に変えることができません。

「身に付く」と言うだけあって、繰り返し行ってきたことや、
もうずっと長く携わっていることは、体に染みついて深く考えることなく、
体や脳が動いてしまうので、わざわざ変える必要はないのかな?と、
思ってしまうこともあります。

仕事については、できるだけ無駄なく合理的に行なう方が良いのだと思いますが、
私は、何でもかんでも全て「合理的」が良いわけではなく、
端から見たらちょっと面倒臭いやり方だとしても、正確に行うことの方が大切だと思っています。

ですが、その仕事に新たに関わり、これから覚える人にとっては、
もっとやり易い合理的な方法があり、そちらに変えた方が良いという意見が出ることは
当たり前のことなので、自分のやり易さを押し通したり、
過去に固執せずに、意見は意見としてちゃんと受け入れられる、
柔らかい脳と心は持っていたいと、改めて思いました。

庶務係 大澤

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