今日の心がけ～職員のスピーチ～

逆境転じて

　Ｎさんが勤務する職場では、毎朝、「活力朝礼」が行われています。
朝礼では、基本動作をチェックする係がいて、同僚にアドバイスをしています。

　Ｎさんはチェック係から、「最初は指先がきちんと揃っていますが、
だんだんと開いていきますね」と言われました。

　以前発症した、脳出血症の後遺症が若干残っていることもその理由でした。
　朝礼中、常に指先に意識を向けるように心がけました。

＜自分には軽度の障害があって良かった。障害があるからこそ、指先まで神経を配って、
 基本動作を忠実にしようという気持ちになったのだ。
 健常であったら、姿勢一つで、ここまで努力できなかったかもしれない＞

　自分の境遇をプラスに受け止めて、Ｎさんは今日も朝礼に臨んでいます。

今日の心がけ◆逆境をプラスに捉えましょう

（『職場の教養』：一般社団法人倫理研究所.より）

自分と相手を比べてしまい、
マイナスに考えてしまうことがあります。
幼稚園実習も残り4日となり、
実習先の先生方や幼児さんとも、
ようやく慣れてきたころかと思います。

逆境をプラスに変えることは、
学生にとって高い壁に思ってしまうことがあるようで、
幼稚園実習3週間という期間は
長く辛いと思う学生も少なくありません。

ほとんどの学生は、家族や先生方の支えもあって、
無事に実習を終えることができますが、
実習あきらめてしまう学生を見ていると、
自信のなさ、不安が影響しているのかなと思います。

すぐにプラスに考えられなくても、
失敗や成功した経験を学生のうちにたくさんして、
社会に出た時に「打ち勝つ力」や「やってやろう！」という気持ちを
持てるようになって欲しいと思います。

実習指導係　加藤