今日の心がけ~職員のスピーチ~

故郷(北海道)の支え

2014.12.12

○故郷の支え

今年の全国高校サッカー選手権大会で優勝した富山第一高校には、

四十年近く大切に守ってきた「人間性は家族や地域が育む」という信条があります。

県外出身の有力選手を集める高校も多い中、同校には選手寮はありません。

自宅から通える選手だけが集い、雪国でも練習量で劣ることのない環境を作り上げました。

優勝に導いた大塚一朗監督は、選手たちを、愛情込めて「富山の田舎もの」と呼びます。優勝という結果は、家族や地域の愛情が結実した成果でしょう。

人は努力が実った時、<自分だけの力で達成した>と過信することがあります。

しかし、実際は、周囲の支えがあっての賜物でしょう。

支えられていることを客観視して、自分の原点である両親や、育んでくれた故郷に

感謝の気持ちが芽生えた時、次なるステップにつながるのです。

報恩の自覚が、ステップの歩幅を大きくも小さくもするのです。

壁にぶつかった時ほど、故郷に思いを馳せてみてはいかがでしょう。

今日の心がけ◆原点に思いを寄せましょう

『職場の教養』(社団法人倫理研究所)

 

私の故郷は北海道にあり、仕事とは別に、人生の原点であると思っています。

実家には高齢の両親が住んでおり、頼まれごとがよくあるのですが、

自分の普段の生活リズムと異なるため、度々忘れてしまいます。

 

逆に帰省した際には、仕事の感覚から大きく離れます。

ただ、故郷が遠方であり、生活環境が異なることで、

仕事や生活に対するメリハリをつけられると思います。

 

縁あって、この埼玉の地にある純真学園で勤務していますが、

それは、自分の両親や故郷の支えがあってこそ成り立つものです。

 

文中に、「報恩」という言葉が出てきますが、

北海道にある母校の高校の学園訓の一つ「報恩感謝」という言葉を思い出しました。

本学にも学園訓「気品・知性・奉仕」があるように、

人生の遠い先で意識させられることもあるのかなと強く感じました。

 

事務局 係長(進路支援担当) 中村 周

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