今日の心がけ~職員のスピーチ~
メイド・イン・スミダ
2024.09.04
東京都墨田区で製靴業を営む廣川雅一氏は、創業時からの企業理念「品質至上主義」を守り、一九七八年に靴の企画から仕上げまで、ほぼ全工程を社内で行なう自社ブランド「スコッチグレイン」を立ち上げました。
すべてが日本製で、価値ある靴を手に入れやすい価格帯に設定しています。
また、取引先の問屋やメーカーだけでなく、直営店を通じて顧客にも訴求して、着実に業績を上げていきました。
工場ではおよそ百人の職人が、昔ながらの製法で手間を掛けてこだわりの靴を作ります。
大量生産やコスト競争が激化しても企業理念を守りつつ、若い職人を一から育て上げて、新たな企画に挑戦するチャンスを与えているといいます。
顧客と直接取引するなど新たな挑戦を続けている廣川氏の理念は、時代が変わっても企業が存在し続ける価値を高めているといえそうです。
私たちも会社の理念をよく理解し、存在意義を見いだすことから始めて、これからの時代に、何を変え、何を残すべきかを考えていきたいものです。
今日の心がけ◆社会に果たす使命を考えましよう
「職場の教養」(一般社団法人倫理研究所より)
ネットショップで商品を購入する場合、色や形、その機能のほか、購入者の評価が高いものなど、気になる点は多々ありますが、私は「日本製」というキーワードを加えます。
80年代、日本の電気製品は品質が非常に優れていて、耐久年数が20年や30年と、壊れないクオリティがありました。
ただ、耐久性があり過ぎると、更新の機会が減り、商売上成り立たない問題もあり、今では、更に優秀になり、上手いタイミングで寿命がきて、かつ価格も抑えることができるようです。
それだけ、メイド・イン・ジャパンは、世界的にも信用度が高く評価されています。
近年は、アジア周辺国や後進国の安価な商品が目に付くようになりましたが、多少値が張っても、日本製であることの価値を求める需要は、国内はもちろん海外でも続いています。
本学は、商品の製造ではありませんが、小規模ながらも保育・幼児教育の人材育成のために地域に根差しています。
これからもその信条を固く守り、メイド・イン・純真の使命を果たしていきたいと思います。
教務係・中村 周