今日の心がけ~職員のスピーチ~
犬のお参り
2024.08.21
明和8年(1771年)4月16日に、飼い主が連れて行ったわけではなく、
犬が単独で伊勢参りをしたという記録が残っています。
それ以来、約100年に亘って、日本各地から伊勢参りをする犬が数多く目撃されました。
「お蔭参り」を記した木札と、銭を紐に通して犬の首に巻きつけておくと、
道行く人々がリレー方式で誘導してくれたのです。
途中、餌などの世話を受けながら、犬は伊勢まで行き、また飼い主の元に戻っていくのです。
犬が伊勢参りをした多くの理由として、飼い主が様々な事情によりお参りすることができず、
代わりに犬に行ってもらったようです。
帰ってきた犬の中には、お金が全く使われず、そのままの状態だったものもあるようです。
今から二百年以上前の出来事で、当時は食うや食わずの人々もいたはずです。
そのような中、犬のお金をとりもせず、犬に施しをする人もいたりと、日本人の信心深さ、
心優しさが垣間見えるエピソードではないでしょうか。
先人の培ってきたより良い精神を受け継ぎ、恥じぬ生き方をしたいものです。
今日の心がけ◆より良いものを受け継ぎましょう
『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より
日本はお正月に初詣に行って実家に帰ればお墓参り結婚式はチャペルで挙げる。
宗旨の違いがあり日本だけの習慣になるそうです。
日本人と言えば、謙虚・真面目・勤勉・優しいなどが典型的でこれらが多くのイメージ
だと思います。生活文化では家では靴を脱ぐ、敬語などがあります。長所は
勤勉・礼儀正しい・親切と大体の人が答えます。
親からの教えで子供が精神を受け継ぎ、喜びを感じ合うとともに
日本文化の大切さを改めて感じます。
次、両親に合うときには、子供と一緒に感謝の思いを伝えようと思いました。
事務局係長 田中 淳一