今日の心がけ~職員のスピーチ~

たけのこ

2024.07.26

「たけのこ」の美味しい季節となりました。種類によって食べ頃の時期は違いますが、春の味覚の一つに数えられる
たけのこは昔から親しまれてきました。
 
漢字では「筍」とか「竹の子」と書かれますが、基本的に「筍」は食用のものを意味し、「竹の子」は食用の時期を
過ぎたものを言います。
 
 筍の漢字は「竹」と「旬」が組み合わさってできたといわれています。「旬」の字は上旬、中旬、下旬といった、
一ヶ月を十日ずつに分けたときの、それぞれの期間を意味しています。

 竹の成長は早く、竹林も毎日のように景色が変わります。さらに、大きな孟宗竹もわずか三ヶ月で成長しきって
しまうそうです。

 また、「筍の親まさり」という言葉があります。子供の成長が早く、その親を超えるほどに大きくなることのたとえ
です。これは筍が十日程度で親の竹と同程度の高さになるからといわれています。

 私たちも筍のように、ぐんぐんと成長を図っていきたいものです。
 
 
今日の心がけ◆上を目指して努力しましょう
  (『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

 

 『筍』と『竹の子』の表記で意味合いが変わる事に、日本語の奥深さを感じました。
実家の敷地には竹林があり、幼少期には、祖母から教わり作った笹舟を川にながし速さを競い、笹笛や折り紙のように
笹の葉を折りたたみ棒付きのアメを作って遊んだ思い出があります。地元の新潟は熊笹に包んだ『笹だんご』が名産です。
家庭科の授業で『笹だんご』を作った時に、笹には殺菌作用があり戦国時代には携帯保存食として重宝されていたと教え
られました。
 また幼少期に、地震がおくたら竹林に逃げ込むと良いと祖母より聞いた事があります。竹の根が、地面と張り巡っている
ので地盤が強いとの事です。強い地盤がある事で、『筍』も勢いよく安心してグングン成長していけるのだと思います。
 『筍』が『竹の子』に成長するまでに、何層もの皮を身につけながら力を蓄えて成長するように、2年間で知識と経験を
蓄えて純真の学生が、グングンと成長しながら自信を身につけ巣立つまで、しっかりと支える地盤になるよう職務能力を磨き
成長の節目ごとに上を目指し努力し続けてゆきたいです。

 

実習指導係 臼倉
  
  

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