今日の心がけ~職員のスピーチ~

責任の所在

2024.03.21

 営業職のBさんは、先輩のYさんに同行して、得意先回りに出かけました。

 最後の訪問先で、思いがけず商談がまとまり、仮契約が成立しました。
遅い時間になったため、正式な契約は翌日に交わすことにして、二人は直帰したのです。
 
 翌日、Bさんが出社すると、Yさんが緊急入院したと知らされました。
上司に、前日の商談の報告を求められたBさんでしたが、<Yさんがしてくれるだろう>と、内容を記録していなかったため、的確な報告ができませんでした。
 
 上司から「もっと責任感を持って仕事に取り組むように」と注意されたBさん。
この時初めて、自身の責任感のなさと、プロ意識の甘さに気づきました。
 
 Bさんは、いつも<先輩がやってくれるだろう>と、人任せにしていたのです。
一人では何もできない自分の不甲斐なさを反省し、意識の甘さを改めたのでした。
 
 自分の責任の所在を意識していないと、同様な事態に陥りかねません。
いかなる場面でも、どのような立場でも、自らの責任を意識して、取り組んでいる仕事の過程をしっかり把握していきましょう。

今日の心がけ◆責任を自覚しましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

入社して何もわからないまま、会議に出席していたことを思い出しました。
会議内容をメモすることはしていても、本質が理解できておらず、ただ居るだけの人員で人任せだったなと思います。

与えられた仕事には責任を持って、少しでも早く戦力にならなくてはいけません。

いつも誰かに聞いたり確認してもらっていては、戦力とは言えないのだと思います。
少しでも責任を持って出来るという仕事を増やしていき、会社の一員として役割分担に沿った仕事をしていきたいと改めて思いました。

学生係 田口


そうですね。
ナポレオンは「人は制服通りの人間になる」と言っています。
その職位や立場によって行動を決めるという意味で、良い意味とも悪い意味とも解釈できます。

そのためいろいろな制服を試着する(経験する)ことが大切となります。
人は残念ながら、その立場にならないと、その行為や行動の意味を理解することが難しいからです。。
この経験する(試着する)ことは実体験でなくとも読書や講演を聴くなど追体験によっても可能です。

ただし、そこでは意志と意欲に裏付けられたものでなくてはなりません。
自らが他の制服を試着してみようとする意志がなければ、体験としての意味はありません。
“Where there is a will, there is a way.”(意志あるところに・・・)とのリンカーンの名言があります。

責任感とは意志の持ち方と行為の問題です。
「長」という肩書を持った者は、肩書を持たない者と比べて、その責任の重さや広さが異なります。
そこに「責任者」という立場(制服)があり、処遇があるからです。

現在の責任に耐えることができ、それ以上の責任を遂行できるように成長することが、このBさんには必要でしょうね。
そのような責任感の強い、意欲的な人々で構成される組織は伸びるし、その反対もありますから要注意です。
もし、その責任の重さに耐えられないとするなら、その制服を着ることは難しいこととなります。

藤田

 

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