今日の心がけ~職員のスピーチ~

仲間からの刺激

2024.03.08

 須藤さんがパティシエとして勤めている洋菓子店には、姉妹店が複数あります。
年に1度、全店舗のスタッフが集まり、新商品のコンテストを行ないます。
 普段は顔を合わせることが無いパティシエ同士ですが、この時はそれぞれに新作のケーキを作り、審査を受けます。

 初めてそのコンテストに参加する須藤さんは、人と競うのが苦手で、〈一人で黙々と仕事をしていたい〉と思っていました。
コンテストには同僚に薦められて参加したものの、積極的な気持ちになれずにいました。

 しかし、コンテスト当日、他店の仲間の技術や姿勢を目の当たりにして、大いに刺激を受けました。
〈お客様に喜んでもらえるケーキを作りたい〉という、仲間の熱意を感じたことで、創作のアイデアが湧いてきたのです。

 仕事は自分一人でするだけでは、限界があるものです。
須藤さんは仲間と切磋琢磨することによって、より美味しい商品を作ることができるのだと気づきました。
 そして、〈来年は、前向きにコンテストに参加しよう〉と決意したのです。
 
今日の心がけ:互いに切磋琢磨しましょう!!

出展(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

 
 以上

 1人で行うことにメリットとデメリットがあるのは周知の事実です。
 このパティシエさんのように‟気づく”ことができたのは、仲間が腕を磨き、よりよいものを創っていこうという熱気を肌で感じたからでしょう。

 これはできる、あれはできそうにない等リミッターを知らず知らずに作ってしまうと、事なかれ主義や知らんぷりが横行します。
果てに自分自身はもとより、組織自体を腐らせていくことになります。

 そこで提案ですが、他人の良いところが見て自分のものにしませんか。
そして、他人のできるところを見て、自分の至らなさを感じ、より良いものをしようと考えれば自らも組織も良くなっていくと思います。
 気づいている人が(我々教職員が)これからの人(学生)が‟気づき”を得るようにいろいろ伝えていこうではありませんか。

進路支援担当 奥貫


そうですね。
須藤さんに限らず競い合うことがあまり好きでない人も多くいますね。
しかし、須藤さんも参加して自らの考え方や行動を積極的な方向に変えることができたのは素晴らしですね。

以前、学校などの運動会などでは優劣をつけないように競わせないないと耳にします。
学業成績や見た目で競い合っているのになぜ運動会などはダメなのでしょうね。
全員が主役のシンデレラと王子様では物語は混乱しませんか。

ここで善し悪しの問題が起きているのに不思議ですね。
このような状況に常に置かれていれば人間は社会的動物として生きられないですね。
早い人がいて遅い人がいる、うまい人がいてそうでない人もいるのが自然でしょう。

その多様性を理解し認めあい、助け合うことが大切なのでしょう。
無駄な争いや競争をする必要はありませんが、互いを認め合い向上するための競争は必要です。
須藤さんの言う「仲間と切磋琢磨して良い商品をつくる」ことは素晴らしいことです。

「井の中の蛙、大海を知らず」や「針の穴から天を覗く」となってはならないですね。
お互いを高めるための競争には進んで取り組み「切磋琢磨」をしながら向上して欲しいですね。
「強くなければ生きてゆけない。 優しくなくては生きている資格がない」(チャンドラー)ですからね。
このような仲間に出会え、お互いを高めるために競い合え、助け合えると良いですね。

藤田

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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