今日の心がけ~職員のスピーチ~

「大口注文の訳」

2024.03.04

 営業成績が低迷していたAさんに、ある時、突然B社から連絡があり、大口の注文が入りました。
 B社とは、先輩から担当を引き継いで以来、ほとんど取引がありませんでした。
しかし、先方の事情が変わり、仕事を拡大することになった時、すでに同業他社との取引があるにもかかわらず、Aさんに声をかけてくれたのです。

 その訳を尋ねたAさんにB社の社長は、「君がわが社によく足を運んでくれたから」と言いました。
B社は、Aさんの取引中のお客様の近くにあったため、数年にわたって足を運んでいたのです。
 Aさんはこの一件以来、日頃取引のない企業を訪問し、電話をかけるなど地道な営業を重ねました。
それから、徐々に営業成績は上向いていったのです。

 こうした努力は、続けることが難しいものです。
だからこそ自分の財産となります。
仕事でも日常生活でも、目が向きにくいものにも、心を向けていくことが成功のカギなのかもしれません。

今日の心がけ♦長い目で取り組んでいきましょう

 この話を読んで、はるか昔、若かりし頃に勤めていた会社の事を思い出しました。
営業研修で講義を受けた時に、よく言われていたことでした。

当たり前のことですが、いきなり訪問をして、いい顔をされるわけがありません。
まずは顔を知ってもらう事、話を聞いてもらえるようになること、そして相手先から宿題をもらえるようになる事が大切です。

そうして信頼関係を築いていけるようになる、そして始めて取引の話になると、何事もいきなり成果をあげる事は出来ません。
コツコツと地道で一見無駄に見える努力こそが何事かをなす事に繋がるのだと思います。

食堂 五月女


そうですね。
人は他人の行動をよく見ています。
地道で目立たない行動をできる人は見ています。

できる人は、地道なことを自ら継続して実践していますから、他人のそのような行動をキチンと見て評価しています。
できない人は、一見目立つことを単発的に行いますから、いっときは良くても継続的な評価はされません。
特に日本人の気質は欧米人のそれとは異なりますから、なおさらです。

営業活動は物を売る仕事ではありません。
人(信頼)を受け取ってもらう仕事です。
同じものを買うときにあなたはどのような人からそれを買いますか?

よほど値段の差がない限り、信頼できる人から買うのがアタリマエでしょうね。
「今なら80%値引き」「今回限り・・・」とここに付け込まれる人が多いのも事実です。
しかし「安物買いの銭失い」とならないように気をつけなければなりません。

人は何度も顔を見た人、言葉を交わした人に親近感と信頼感を憶えます。
自分の都合で頼みたいときだけに電話をかけてきたり訪問する人と、何はなくても常に連絡をくれる人とどちらを信頼しますか?
本学の学生募集活動も全く同じです。

本学でいえば訪問する高校の先生がどれだけ本学を信頼するかが、学生募集の成果として現れます。
その本学を信頼することは訪問する担当者をどれだけ信頼するかとほぼ同じです。
その信頼獲得のためにも地道で、かっこよくないと思われる地道な訪問などを通じての先生と”Keep in Touch”が重要となります。

藤田

 

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