今日の心がけ~職員のスピーチ~

閏年の複雑さ

2024.02.15

本日は二月二十九日、閏日です。
閏年は、四年に一回の頻度で巡ってくると考えている人が多いかもしれません。
しかしその定義は、実は複雑です。

基本的に西暦が四で割り切れる年を閏年と呼びますが、百で割り切れる場合は、閏年とはなりません。
ただし、四百で割り切れる場合は、閏年となります。
結果として、四百年に九十七回が閏年となります。

ルールが複雑な理由は、地球が太陽の周りを一周する時間(公転周期)が、三六五日より少しだけ長いという事実にあります。
その結果、一年を単純に三六五日とすると、カレンダーと天体の動きが徐々にずれてしまいます。
そのずれが少なくなるように、複雑なルールを用いて挿入されているのが閏年なのです。

私たちが何気なく使っている暦は、天体の動きを正確に反映させようとした先人の研究の結果です。
今日という特別な日に、どのような過程を経て暦が出来上がったのか、調べてみてはいかがでしょう。

◆先人の努力に目を向けましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

暦について調べてみました。
地球の公転周期が365日より少しだけ長いの「少しだけ」が、1/4回転長いとか、正確には1/4ピッタリではなく差が0.0078日あるなどと、たくさんの数字や計算が書いてあり、なかなか理解するのは難しいと思いました。
そんな私とは違い、その少しのズレが後にどのような事態を引き起こすのか、ズレを修正するにはどうしたら良いのかなどと、ちゃんと答えを出したいと考えていた人がいたそうです。
そのお陰で、今、私たちはカレンダーや時計を信じて、そのズレの修正である閏年も特別に1日長い1年として、何の疑いも無く、ただ1日、1ヶ月、1年を数えて年を重ねることができているのだと、難しいことは分からなくても有難いことだと感じました。

暦同様に、普段何気なく使っているスマホやパソコン、その他にも便利な電化製品なども、不便だったものが、今、便利なものとして存在するのは、作業に不便を感じて、便利になるように考えて、研究して、作り上げてきてくれた人たちがいたからこそだと、本当に有難いことだと思いました。
物だけではなく、作業の手順や何気なく使用している書類なども、今あるものが誰かのお陰であることに感謝する気持ちをちゃんと持っていないといけないと、このお話を読んで改めて思いました。
現在、私たちが何気なく考えて行っていることが、後の世の中で、誰かの目や心に引っかかって、それが役に立つことだと良いなと思いました。

庶務係 大澤

そうですね。
この閏の日が2100年くらい前からの暦にあったとは驚きですね。
それほど農耕にとって暦は重要だったのでしょうね。

カレンダーの歴史はもっと古く4000年くらい前(それ以上だと思いますが)からあったそうです。
しかし、月の満ち欠けや太陽の周りを365日で1周するなどに気付いた人はどんな人なのか会ってみたいですね。
「閏」は英語では“leap”なので飛び越える意味でなんとなく分かりますが、漢字「閏」は王が門の中いなくて仕事をしないことだそうです。

カレンダーの歴史の長さにも驚きですが、地球や月の回転や軸があまりズレていないことにも驚きですね。
もしかして、これは奇跡的な出来事ではないかを感じるほどです。
しかし、今のままでは、将来、人間の活動によって地球にたいへんなことが起きるかももしれないですね。

すべての物事はバランスの上に成り立っています。
小さなことから大きなことまで全てがです。
今、そのことにヒズミが起き始めているのかもしれません。

地球環境の異変です。
人間活動の活発化により自然が破壊され、地球環境のバランスが崩れ始めているのです。
このことから考えても、カレンダーがいつまでも今のままであって欲しいと祈らざるを得ません。

学長 藤田

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