今日の心がけ~職員のスピーチ~
祖父母との思い出
2023.05.22
八月は故郷へ帰る人も多いでしょう。
各地から家族や親せきが一同に集まり、皆でお盆を迎えるという人も多いのではないでしょうか。
久しぶりに、Nさん一家がお盆に実家へ帰省した時のことです。
すでに親戚が集まり、仏壇のお供え物などの準備が進められていました。
皆、忙しく動いていたため、Nさんも一緒に手伝うことにしました。
幼い頃、Nさんはお盆になると仏壇にお供えを飾り、亡くなった先祖を迎えるために、両親と一緒に迎え火を焚いたことを思い出しました。
しかし、ここ数年は仕事に追われていたため、<自分を可愛がってくれた亡き祖父母を思い出さずにいたな>と気づいたのです。
Nさんは先祖や両親のお陰で今の自分があり、家族がいるのだと思い起こしました。
先祖に気持ちを寄せる機会を持つことは大切です。先祖とのつながりを知る行事を次の世代に伝えたいものです。
今日の心がけ◆日本の文化を継承しましょう
『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より
同じように祖父母の所に家族や親戚一同に集まり、お盆を迎えていました。
迎え火送り火の茄子やきゅうりに手足をつけた馬や牛などを思い出します。
そのことも祖父母が亡くなって数年すると集まることが無くなってしまいました。
祖父母の偉大さと関係性を感じます。
このことを子供たちに繋げようと改めて思いました。
事務局係長 田中 淳一
そうですね。
お盆は年末とは一味違った不思議な感覚で家族が集まりますね。
何か、ひとつのまとまりになったような一体感を感じる不思議な感覚です。
考えてみればほんとうに不思議なことです。
今ここに自分が存在するためには幾人の人がいてくれたのかと考えると気が遠くなります。
ほんの少し、明治時代まで遡ってみても32名(父母・祖父母・曽祖父母・高祖父母・・・)にもなります(2の乗数で)。
その中のひとりでも欠けていたら今の自分はこの世にいない、違った人物がいることになります。
そんなことを考えると今ここにいることが本当に奇跡のように思われます。
やはり先祖に対して不思議な感情になるのも当然ですね。
本学の学生もこのような奇跡に近い子どもたちの命を預かります。
今、この世にあることに感謝しながら幸せな人生を送り、子どもたちにもそう接して欲しいですね。
そのためにも学生をサポートする教職員が今一度、先祖を思い、大切にしている姿を見せなければなりませんね。
藤田