今日の心がけ~職員のスピーチ~

意に沿った仕事

2020.11.24

グループホームで働いているA氏は、高齢の利用者が、「昔住んでいた私の家は今もあるのかしら」「ご先祖様のお墓参りもしばらく行っていない」と会話しているのを耳にしました。
上司に相談したところ、介護技術と旅の業務知識をそなえた「外出支援」の専門家である「トラベルヘルパー」の存在を知ったのです。

数日後、利用者の家族から「母の生まれ故郷に連れて行きたい」と依頼がありました。利用者が「ふるさとの海を見たい」と希望したからです。

A氏は「トラベルヘルパー二名が同行して現地に着くと、利用者は自分の足であるき出し『今度は家族全員でふるさとを訪れたい』と外出に対して意欲的になった。そして、利用者が満面の笑顔を見せてくれた」という報告を受けました。

このことから、旅自体がリハビリになることをA氏は実感したのです。感謝の想いを心から言ってもらえる仕事に携わっていることに、喜びを感じることができたのです。

今日の心がけ◆お客様の要望を的確に捉えましょう
「職場の教養」(一般社団法人倫理研究所より)

亡くなった祖母が生前、入所している施設から外出して“東京に行きたい”、“デパートで買い物したい”と呟いたとき、誰か傍についていれば出来るのかと思いましたが、「何かあったら大変だから無理だよ」と言われたことを覚えています。

遠方で暮らしていた伯父が施設に入所した時も、父が「もう会えないかな」と言っていたので、迷わず私が両親を連れて伯父に会いに行ったことがありました。

何かあったときでも対応できる、「トラベルヘルパー」という専門家がいることを初めて知りました。介護対象者になると、いろいろ制限があるなか、望みを叶えてくれる職の人がいるというのは、本当にありがたいことだと感じます。

保育者を目指そうとしていた学生が、あることで気持ちが萎え、進路変更を考えてしまうのはとても残念です。初心を呼び戻し、入学前に思い描いていた就職を実現させる、そんな支援を日々心掛けたいと思います。

係長(進路支援担当) 中村 周

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