今日の心がけ~職員のスピーチ~
家族の支え
2020.11.24
仕事にやりがいを感じ、上司・同僚にも恵まれ、何不自由なく会社勤めをしてきたSさん。
独身時代から続けている趣味の一つが、お菓子作りでした。
休みになると妻と子供たちを連れ、評判のパティシエがいる店に行き、味を覚え、自分のお菓子作りに活かしていきました。
そのような生活を長年続け、<いつか自分の店を持ちたい>と思うようになっていました。
ある時、Sさんの妻が「あなた、そんなにやりたいなら思い切ってやってみたら。人生は一度きりなんだから」と背中を押してくれたのです。
その後、紆余曲折を経ながら、念願のケーキ店をオープンすることができたのです。
ところが最初の月の売り上げは、目標には及びませんでした。
Sさんは、少ない収入を妻に手渡しました。
すると妻は子供たちを集め「あなた、本当にお疲れさまでした。いつもありがとう」と感謝の言葉を言ったのです。
この言葉を聞いたSさんは目頭が熱くなり、力が湧いてくるのを感じました。
「家族の支えあっての自分」と肝に銘じ、パティシエの腕を磨くSさんです。
今日の心がけ◆人の支えに感謝しましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
家族の支えは、何物にも代え難いものだと思います。
何気ない会話でも、友人や同僚と話す場合は言葉を慎重に選んでしまいます。
しかし、家族にはいつも本音を口にすることができ、良いことも悪いことも受け止めてくれる安心した場所だなと思っています。
私の家族は男子ばかりで、こちらが聞きたいことをペラペラと話してくれるような事はありません。
そのため一方的に私が話をしていることが多く、うるさいなと思っているのだろうなと感じる時もあります。
しかし、いざという時に助言してくれる一言は、的確で温かみのある言葉であるためありがたいものです。
これからも家族が困ったときは、そっと手を差し伸べられるように、また良いことがあったときは、一緒に喜べる存在にいつもなれるように、日々の努力と感謝の気持ちを持って過ごしていきたいと思いました。
教務係 田口