今日の心がけ~職員のスピーチ~

エレベーターボーイ

2020.10.26

Kさんは、職場がビルの高層階にあるため、エレベーターをよく使います。

時々、混み合っているエレベーターで、階数ボタンの近くに立っていると、「すみません。○階を押してください」と頼まれることがあります。
周りの人を押しのけて、自分でボタンを押す人もいます。
そのような時は、エレベーター内は、無言で重苦しい雰囲気になります。

明るいことが好きなKさんは、〈何とか和やかな雰囲気にならないかな〉と考えました。
そして、〈エレベーターボーイになろう!〉と思いついたのです。

一緒に乗り合わせた人に「何階をご利用ですか?」と聞き、その人が先に降りる時には〈あける〉のボタンを押して、「どうぞ」と声をかけます。
相手からは「ありがとう」と言われます。

ほんの一言のやり取りですが、無言の時と比べると、重苦しさはやわらいできました。
Kさんは、〈職場や家庭でも、ちょっとした声かけを大切にしよう〉と思っています。

今日の心がけ◆日常の声かけを大切にしましょう
「職場の教養」(一般社団法人倫理研究所より)

「キャビンアテンダントボーイ」という漫画があります。最近、国内の飛行機の客室乗務員にも男性を採用するという記事を目にしました。
これからは、多様性の時代です…とは言っても、エレベーターボーイがいてもおかしくはないと思いますが、そういう職の方が今では見かけなくなり、乗員がその役割を担っているのでしょう。

エレベーターに駆け込もうとした際、閉まりかけたドアを「開く」ボタンで待っていてくれた時など、自然と「すみません。ありがとうございます。」という言葉が出ます。
逆の立場でも同様です。

エレベーターの乗車時間は、ほんの一瞬です。
それでも、この間の何気ない気遣いは、気持ちの良いものです。
そういった相手を気遣う気持ちは、増幅させることで、広く和やかな空気を生みます。

接客業であろうとなかろうと、その場にいる人たちが性別問わず、お互い、良い雰囲気を作り出そうと意識することで、皆が幸せになれると思います。

係長(進路支援担当) 中村 周

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