今日の心がけ~職員のスピーチ~

おしゃべりタイム

2020.08.07

 市民オーケストラに所属し、ビオラを担当するT子さん。百六十人の団員をま
とめる団長役を引き受け、「聴衆の心を動かす演奏をしよう」をモットーに、平
日の夜間や土日を使って練習に励んでいます。
 プロの奏者は在籍せず、音楽監督も置かない純粋なアマチュア・オーケストラ
で、個性あふれる人たちが、自由奔放に活動しています。
 様々な意見を言う団員を、T子さんはまとめなければなりません。ある日T子
さんは、お互いの名前も知らない団員が多いことに気づきました。
 <このままでは、オーケストラの方向性が見えなくなってしまう>と危機感を
抱いたT子さんは、副団長やパートリーダーと相談をしました。そして、ミーテ
ィング後の十分間を、十人以上と話す「おしゃべりタイム」としたのです。
 団員間で会話をするようになると、それは「音の調和」にも現れるようにな
りました。場の雰囲気づくりは、どのような場にも欠かせない事柄です。
 一つの目的に向け、仲間と良きハーモニーを奏でていきましょう。

今日の心がけ◆調和の取れた環境を築きましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

 集団において、最低限のやるべき役割ができているのであれば、個人を知ら
なくても良いとは思います。仕事などで名前を知らないことはないですが、
プライベートではない関係の人ですと、ある程度の距離感はあると思います。
 ただ、普段からコミュニケーションを取っていると、例えば、体調不良や家庭
環境の問題を抱えていたりすれば、その人を理解して配慮できることもあります。
 また、その人を知っていれば、何かをする時にも、その人に合わせた言い方や
やり方を考えられ、やりとりもしやすくなると思います。そして、よく知らない
ことによる誤解や行き違いなども回避できると思います。
 この話のように「おしゃべりタイム」と言うと、無駄な時間のように感じられて
しまうかもしれませんが、単に業務などの話だけでなく、少しは様々な話をする
場があると、よりよい関係性で円滑な仕事ができると思いますので、コミュニケ
ーションは取っていくようにしたいと思いました。

教務係 相馬

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