今日の心がけ~職員のスピーチ~
心ここにあらず
2020.02.20
Tさんがドーナツ店に行き、注文をした際のことです。
店員は「ご注文をどうぞ」と、マニュアル通りの丁寧な言葉で終始対応をしました。
しかし、Tさんは、なんともいえない不快感を抱いたまま店を出たのです。
〈次は違う店で購入しよう〉と思ったほどでした。
その理由は、いくつかありました。
それは、接客中、1度もTさんと目を合わせずに、 商品や手元ばかりを見ていたからです。
また、能面のように無表情で、 声も何とか聞き取れる程度の大きさでした。
誰しも、接客が初めてであったり、 慣れていない場合があります。
接客対応が一通り身についたならば、そこにプラスアルファの真心を込めたいものです。
文化庁が公開している「敬語の指針」には、
「マニュアルという『型』を基礎としながらも、絶えず表現について考え、
工夫を重ねていく姿勢を持つことである」と示されています。
マニュアルにある言葉や動作に、 心を添える工夫を加えていきましょう。
今日の心がけ◆言葉に心を添えましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
ニュースでみましたが、最近は無人コンビニが営業されるようになるそうです。
機械やロボットが進化することは喜ばしいことではありますが、
温かみのある接客をしてくれるお店に、まだまだ行ってしまうと思います。
ロボットは人の心を読み取ることが、とても難しいことだと言われています。
その為、その場の空気に合わせて話かける言葉を選べるのは、
人間にしか出来ないのではないでしょうか。
AIの進化がめまぐるしくとても楽しみではありますが、
ロボットのようにマニュアル通りの声掛けではなく、
人間らしく相手の気持ちを考えたプラスの一言を心掛けていきたいと思います。
教務係 田口