今日の心がけ~職員のスピーチ~

奇妙な笑顔

2022.12.19

それらしくなることを「板に付く」、物事に習熟していることを「堂に入る」といいますが、何事も、そのレベルに至るには並々ならぬ努力が必要です。

Aさんは、常に笑顔でいることを心がけています。
その努力の甲斐があって、日常のどのような場面にあっても笑顔を作ることができるようになりました。

ところがある日のことです。
Aさんが行なった仕事に間違いがあり、上司に注意を受けている最中に、二コツと笑みを浮かべてしまったのです。
幸い事情を説明して誤解は解けたものの、自分が日々訓練して身につけた笑顔は、表面的でしかなかったことを痛感したといいます。

物事を身につける際には、Aさんのように、基本の型を徹底することから始まります。
それに留まらず、状況に応じて振る舞い、さらには、行動と気持ちが一致するレベルに高めていく必要があるでしょう。
何事も形から入って学んでいきますが、その時その場に相応しく、気持ちが伴った行動や仕事を目指していきたいものです。

今日の心がけ◆立居振る舞いを磨きましょう
「職場の教養」(一般社団法人倫理研究所より)

「板に付く」の板とは芝居で言う舞台のことで、役者が馴染んできたというような意味かと思います。
「堂に入る」は、お堂の奥に入るということで、ただ身に付けるだけではなく、奥深くまで極めているということです。

接客業では、気分に影響されることなく、まずは笑顔で迎え入れることが基本です。
そしてその先は、お客様の立場に立って接することです。
お客様が悲しい表情をしていたら、必ずしも笑顔ではなく、相手の気持ちを汲み取って応対しなければなりません。

笑顔、笑顔!、笑顔!!と意識していると、笑ってはいけない場面でも笑ってしまうというヘマをしてしまうのでしょう。
仕事の入口には入ったものの、「板に付く」までには至っていません。

今年度から教務担当となり、先輩二人を追いかけていますが、私を教務係と気付かずに素通りされる方もいます。
まだまだ信用されていない証拠なのです。
先輩方は「堂に入る」レベルで、様々な視点で気付きが早いです。
まずは、「板に付く」までひたすら磨いていきたいと誓います。

教務係・中村 周

そうですね。
笑顔は大切ですが、作り笑顔は相手にも分かります。
心からの微笑みは何に意識もしなくとも相手の心に届きます。

赤ん坊の笑顔に嘘はありませんから、見る人の心にそのまま飛び込みますね。
日頃から「良いこと」「楽しいこと」「嬉しいこと」などを思い浮かべ行動している人は、自然とこの笑顔が身につきます。
決してAさんのようにはならないでしょう。
このようななる以前にT・P・Oを心得ておくことも必要ですね。

物事は基本から学ぶことが重要です。
「学ぶ」は「まねぶ」⇒「真似る」からきていますから、良き人を目指して真似をすることから始めると良いでしょうね。
その「言葉遣い」「立ち居振る舞い」から「考え方」など内外から真似できるコトから学んでいくと良いでしょうね。
そのようにしていくうちに「板につく」日が必ず来ますからね。

人間は他人の力を借りることなしに生きていくことはできません。
常に感謝の気持ちで相手に接する心が重要です。
立ち居振る舞いは「相手やその場」をどう見ているかによります。
相手に感謝や尊敬の気持ちを持って行動ことが、その人となりを作りますからね。

本学の学生は信頼される保育者を目指しています。
その折に、板についた立ち居振る舞いができるようにして欲しいですね。
そのためにもいろいろな体験や経験を通して多くのことを学んでもらいたいものですね。

藤田

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