今日の心がけ~職員のスピーチ~
人懐こい店員
2022.12.20
Sさんが出張で大阪に行った時のことです。
夜、居酒屋で食事をしていると「兄ちゃん、どこから来たん」と店員より声をかけられました。
<馴れ馴れしい店員だな>と思いながら「東京からです」と答えると、「東京の人やねんや」と返してきます。
<東京が嫌いなのかな?>と心で思い、ムッとしていると「東京も良いところやな」と笑顔で店員が言います。
人は褒められると嬉しいものです。
「大阪も良いとこですよね。」と言うと、そこから話が盛り上がり、楽しい食事の時間となりました。
帰り際、「今日は楽しかったです。ごちそうさまでした」と言った後、どうして話しかけてきたのかと尋ねてみました。
すると、店員は「せっかく、大阪に来たんやから、楽しんでもらおうと思って」と言葉を返してきました。
その言葉を聞き<大阪らしいな>と思ったと同時に、これもお客様に喜んでもらいたいいというサービス精神が形になった姿だなと感じました。
サービスの仕方は人それぞれですが、相手を思う心が人を喜ばせるのです。
今日の心がけ◆サービスに心を込めましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
お店に入ると、店員さんから声をかけられることは結構あると思います。
わたしは苦手なので、あまり話しかけないでほしいと感じるのですが、ただ、何か聞きたいことがある時は、そういった声掛けをしてくれる人の方が聞きやすかったりします。
同じサービスでも、客側の受け取り方はその人によって違うでしょうし、この話のように、同じ人でも最初はマイナスに感じても、やりとりによって楽しい時間となることもあります。
また、このような店員からは、お客様へサービスをしようという姿勢が感じられるようにも思います。
私も仕事の中で、ただ決まっている業務をするだけではなく、あいさつや日常会話などをすることで学生のことを知ったり、コミュニケーションが普段からできていると、何かやり取りがある時もうまくいくことがあります。
基本の業務がよりよく提供できるように、相手を思って行動し、相手の求めているものも見極めたサービスを心がけたいと思いました。
相馬
そうですね。
相手を楽しませ、自分も楽しめることは素晴らしいことです。
授業も同じで、先生が楽しんで授業をしなければ、授業を受けている学生も授業を楽しむことができません。
相手を楽しませるために、まず自分から楽しみましょうね。
そのために日ごろからの「心の健康」を保つことが大切です。
そうすれば、相手の良いところが浮かび上がってきます。
自分の心が不健康な時は、相手の悪いところばかりが染み出てきます。
これは相手が悪いのではなく、自分自身が悪いからですが、意外と気づいていません。
他人の悪口を何気なく口にする人がいますが、これは心が十分に健康でない人と言えるでしょう。
可愛い子どもの保育にあたる本学の学生には、常に「健康な心」を持って接することができる人になって欲しいですね。
そのためにもサポートする教職員は、常に健康な心を持って模範を示していかなければなりませんね。
藤田