今日の心がけ~職員のスピーチ~

金メダルの背景にあったもの

2022.12.20

 「平成の三四郎」と呼ばれた、柔道家の古賀稔彦氏。金メダル確実と言われた一九八八年ソウルオリンピックでは、三回戦敗退という結果に終わりました。

 大会前は、金メダルを期待され、日本中が注目し、多くの取材を受けました。
出国時の空港では、たくさんの日本人が声援を送りました。
しかし、帰国後は、掌を返したような周囲の反応に、氏は人間不信に陥りました。

 そのような中、氏はテレビ番組で、自身が敗北したシーンの放映を見ました。
次の瞬間、観客席にいた両親が後ろを振り返り、氏を応援してくれた観客へ、何度も頭をさげ、詫びている映像が映し出されたのです。

 それまで自分一人の力で強くなったと思ってきた氏は、両親や多くの人に支えられ強くなれたこと、一人で戦っているのではなかったことに気づいたのです。

 皆の力に支えられ、氏は様々な困難を乗り越えて四年後のバルセロナオリンピックで、見事、金メダルを獲得しました。
その力を氏は「感謝力」と表現します。

 私たちも周囲への感謝の思いを忘れず、最大限の力を発揮していきましょう。

今日の心がけ◆「ありがとう」の気持ちを深めましょう
『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より

 最近ではサッカーワールドカップで日本中が掌返しの大合唱でした。
格上のドイツを相手に逆転劇を演じました。
日本代表を舐めてましたと掌返しの謝罪をする人が続出しました。
次のコスタリカ戦では敗戦するとドイツ戦で謝ってたひとが謝って損したとなったそうです。

 毎回それで変わる人たちがたくさんいます。
そのような反応を疑問視する意見も少なくありません。
一方でスポーツ観戦は熱くなるものだから評価が変わるのは自然なこととする意見も目立ちました。

 批判をするなというつもりはないがいちいち言うなとは思います。
他人のことをいちいち言うのはどうでしょう?
存在意義を感じたいからですが、ひとりではサッカーも仕事もできないので言うのをやめて周囲への感謝を忘れずにいてほしいです。

事務局係長 田中淳一

そうですね。
何をおいても、まずは感謝の気持ちを持つことが大切ですね。
どんな物事も自分一人の力でなしえるものはありません。

すべては周囲の人々はじめ自分を取り巻くすべてのモノの恩恵を受けています。
しかし、多くの人はそれをアタリマエと考えて、感謝の気持ちを忘れてしまいます。
特に一人で行う競技や仕事にも共通して言えると思います。

一見孤独との戦いのように見えますが、その後ろにはサポートする大勢の人やモノが存在します。
孤独を乗り越え、このことに感謝できる心の余裕を持った時、勝利を見出すことができるでしょう。
仕事も全く同じです。

他に感謝する心をもって仕事に取り組んでいると周囲の協力も得られ成果も上がります。
本学の学生も保育者として子どもに接し、時には心の落ち着きを失うこともあると思います。
その折に、一度周囲を見渡し、感謝することができる人間になって欲しいですね。

そのためにもサポートをする我々教職員が、日ごろから感謝の心ですべてに取り組んでいかなければなりませんね。

藤田

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