今日の心がけ~職員のスピーチ~
思考回路を切り替える
2019.07.12
18歳のMさんは、森林づくりのボランティアに参加しました。
活動の初日、Mさんは班の班長に指名されましたが、<まわりは年上の人ばかりなのになぜ自分が?>と不満に思いました。
その夜、Mさんは体調を崩してしまいました。
<班長なんてついてない。ボランティアを勧めた親が悪い、あの人が悪い・・・>とMさんは考えました。
しかし、<両親はこうして誰かのせいにして甘えている自分を見て勧めたのかもしれない>という思いが脳裏をかすめました。
参加の決断を下したのは親でなく自分です。
それに気づいたMさんは、不思議なほど体力も回復し、周囲が驚くほどのリーダーらしさを見につけ、ひと回り大きくなって活動を終えました。
思考回路を切り替えるところに「私の成長」が待っているのです。
◇今日の心がけ◇「誰かのせい」という思考から脱しましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
今回のケースは、Mさん自身の気付きがあったからこそ、自己の成長に結びついたのだと思います。
未熟な子供や若者に限らず、社会に出て様々な経験を積んだ大人でも同様の事が当てはまるでしょう。
まわりからの助言に耳を傾け、受け入れる素直さは大切です。
そしておかれた立場や状況を否定するのではなく、より良くするための方向にエネルギーを注ぎたいものです。
自分の決断で今の自分があることを心に留めて生活していきたいと思いました。
教務係 寺田