今日の心がけ~職員のスピーチ~

「に」と「へ」

2019.07.02

「京都に行く」と「京都へ行く」の違いは何でしょうか。
「に」と「へ」は助詞です。
古来に遡って『万葉集』を見ると、「に」は動作が着いて止まる場所を示し、「へ」は遠い所に向かって移動することを表しているそうです。
助詞に限らず、「大和言葉」といわれている日本固有の言葉は、長い時間をかけて磨き上げられてきました。
表現豊かな日本語の良さを再認識し、味わいながら使いたいものです。

今日の心がけ◆日本語の豊かさを知りましょう

一般社団法人倫理研究所発行「職場の教養」

助動詞に関わらず、私たちが当たり前のように使っている日本語は独特なニュアンスで表現されます。
例えば、風鈴の音と聞けば夏の日でも涼しさを連想させたり、同じ涼しいでも「涼しい顔」は冷たさを感じます。
私たちの周りにある言葉は、同じ言葉でも意味が違ったりします。
また気を使って頂いてという意味で使われる「お心にかけていただく」などの日本語も外国人にとっては難しく感じるのではないでしょうか。

現代で使われる日本語を大和言葉に言い換えると大和言葉も面白く、日々の生活で使いたくなると思いました。
「先ほど、お茶をいただいたので結構です」を大和言葉にすると「いましがた、お茶をいただいたのでおかまいなく」となります。

この美しい日本語を私たちの世代だけでなく、若い世代の学生にも知ってもらえるよう、日頃から美しい日本語を使っていきたいと思いました。

実習指導係 加藤

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