今日の心がけ~職員のスピーチ~

美しい文字

2019.06.26

きれいな文字を書くにはどうすればいいでしょう。

横浜国立大学教授で書家の青山浩之氏は、美しい文字を書く秘訣を「青山メソッド」として提唱しています。
「すき間均等法」とは、文字の線と線との間にできるすき間が、できるだけ均等になるように意識する方法です。
たとえば「目」という文字でも上中下のすき間の大きさが揃っていると、文字のバランスが良くなります。

また、「中心線串刺し法」は、文字の中心が一直線になるように書くことです。
文字の中心を見極め、縦書きの場合は縦、横書きの場合は横の中心線が揃うことで、文章全体がきれいに見えるそうです。

こうした技法に加えて、青山氏は「大切なのは、日常の中で少し立ち止まって書く時間を持つこと」だと述べています。
手で文字を書くことが少なくなっている現代だけに、丁寧に字を書く時間を持つことが上達の近道かもしれません。

「宛名は心を込めて書く」「手帳の文字を丁寧に書く」など、日常のどこかで、「立ち止まって書く」時間を持ちたいものです。

今日の心がけ◆丁寧に字を書く時間を作りましょう
「職場の教養」(一般社団法人倫理研究所より)

子供の頃、漢字ドリルなどで、罫線の入った用紙に、漢字の書き取り練習をよくやっていたと思います。
漢字を覚えるだけではなく、手本どおりに綺麗に書くよう、親からもよく言われ、当時はそういうものだと理解していました。

隙間や文字の大きさを揃えて書くことは、もちろん綺麗に見えます。
ただ、意識し過ぎると、例えば筆圧が強く出て、ぎこちないものになります。
その後、少しずつ文字を崩して書くことの良さを感じるようにもなります。
最初は見よう見まねですが、崩し字の手本を見て、自分なりに崩し方を身につけ、筆記に癖が出てきます。
これが個性です。

一文字目を大きく、二文字目を少し小さく、そして字と字をどうつなげるか考えます。
意外と難しいのは、曲げの多いひらがなです。
日本の文字の奥深さを感じます。
こうやって、手書きで文字を書いているうちに、その時の気持ちや思いが表れることに気が付きます。

これだけ電子機器が普及し、キーボードで文字を打ち出すことが当たり前の時代、手紙を書く、宛名を書く、そこに心が表れて、相手に気持ちを伝えることができるツールは大切にしたいと思います。

事務局 係長(進路支援担当) 中村 周

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