今日の心がけ~職員のスピーチ~
とりあえず
2022.11.07
お酒を飲む席で「とりあえず」といえば「ビール」とくるほど、日本人なら馴染みの言葉ですが、〈まずはやってみよう〉という気さくさが、人生を拓く決め手となることは、意外と気づかれない盲点かもしれません。
それを示すのが、高等学校へ進学せず、通信制大学から東大の教授になった、 柳川範之さんの生き方でしょう。柳川さんは自らの体験を通して、「とりあえずやってみる」というやり方を勧めています。
「やってみなければわかりません。これは、就職活動にも独学にもあてはまることです。いろいろなところで試行錯誤をすることが大事なのです。
トライ・アンド・エラ-をするくらいの余地を最初からつくっておかないと、なかなか選びとるとか決めるとかというのはできないと私は思っています」
実践という言葉も、「践」という文字が示すように、 自分の足で践み出すところがポイントです。
一歩践み出せば、何かが変わるのです。
やればできる、やらなければ何もできません
今日の心がけ◆一歩践みだしましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
誰でも「こうでありたい」と自分自身がもっと成長できたらと考えていると思います。
実際に自分の思いに対して行動が出来ている人は少ないかもしれません。
年を重ねた今、やってみたいことよりもやらなければならないことの方が増え続け、優先順位をつけることでついつい自分の想いは後回しにしまっています。
この自分なりの優先順位というのが、やってみたいという気持ちと同じ重さの不安な考えから、一歩踏み出す「きっかけ」を逃してしまっているのだと思います。
つまり、出来ないことを考えるのではなく、出来る理由を考え探し続けることで、出来ない、やらないといった考えのパターンを無くすことが大切だと思います。
このことは、大人も子ども、年齢など関係なく、全ての人に言えることです。
自ら限界を決めるのではなく、可能性を見出すために一つ一つ前へ進んで行くことが大切だと改めて思い、実践していきたいと思いました。
実習指導担当 栗原
そのとおりですね。
何事もやらなければ始まりません。
人は生まれてきた限り、時間とともに過ごしていく運命にあります。
この時間をどのように使うで、いろいろな可能性が花開きます。
世の中に平等に与えらえるものがあるとしたら、この時間の経過だけでしょう。
同じ時間を過ごすなら・・・と考えて、人は意味をもった行動します。
しかし、多くの場合、期待していた通りの結果が生まれることはありません。
失敗です。
しかし、この失敗の中に成功へのヒントが詰め込まれているのです。
ここで考えることを真剣に取り組めばヒントは浮かび上がってきます。
これはいつ終わりを迎えるかわかりません。
だから「やろう!」と失敗を楽しむことができるのです。
失敗を楽しめる人が成功をつかめる人だと考えています。
失敗を恐れる人はそこから抜け出すことは難しいと言えるでしょう。
いずれにせよ、始めなければ何も起こりません。
保育を目指す本学の学生には自ら「失敗を恐れず、挑戦的に生きる」ことで、未来に生きる子供たちを保育・教育をして欲しいですね。
多くの人を見ていると「やりたくない人」は「やれない」理由を探し出してきます。
「やろうとする人」は「やり遂げられる」方法を探し出そうとします。
「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」という上杉鷹山の言葉が思い出されます。
学生にはこの気持ちを持って生き生きとした踏み出す保育をして欲しいですね。
そのためにも、我々教職員が「何事もまずは、やってみなければ・・・」の精神で、学生に接することが重要です。
藤田