今日の心がけ~職員のスピーチ~
セロハンテープの気持ち
2022.11.07
Yさんの職場では、共用の物が使われた後、元に戻されていないことがしばしばあり、問題になっていました。
そんなある日、Yさんが共用のセロハンテープを使おうとすると、付箋が張り付けてあり、その付箋には次のように書かれていました。
「私はセロハンテープ。いつも大切に使ってくれてありがとう。使い終わった後、元の場所に戻してくれると嬉しいな」
「使った後、ちゃんと戻してくださいな」ではなく、戻したくなるようなその文言に感動し、Yさんは使用後、気持ちよく元の場所に戻しました。
それをきっかけに、共用の物が使いっぱなしにされることが少なくなったといいます。
職場内でルールを設けることは、組織を管理する上で大切なことですが、それが守られなかった時に、思わず人を責める心が出てしまいがちです。
快適に働くためにも、できないことを責めるのではなく、どのようにしたらできるようになるのかを考えながら、職場作りを工夫したいものです。
今日の心がけ◆快適な職場作りを考えましょう
『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より
本学も同じようなことが度々起こります。
共用の物が使われた後になくなっているか少なくなっているのに補充されていないことがあります。
気づかなかった、急いでたから、まだあるから、誰がしたのとならずに全員が気づいたら作業できるように取り組もうと思いました。
事務局係長 田中淳一
そのとおりです。
これは多くの職場や家庭でよく見かける風景ですね。
いざ使おうとすると、いつもの場所に置かれていない・・・。
その近辺を探しますが、見当たりません。
見つかった場所は少し離れた作業用デスクや思わぬ所です。
誰が使ったのかは推測できますが、しかし犯人捜をしたところで仕方ありません。
多くのオフィスでは個人の机の引き出しにいろいろなものが入っています。
しかし、テープ、ステープラー、ハサミ、ナイフなどは個人用ではなく、作業用デスク脇に置かれているオフィスもあります。
個人用のデスクすらないオフィスも増えてきているくらいですから・・・。
個人の机の中の文房具類を一度、オフィスのセンターテーブルに置いてみるとわかります。
仕事をチームプレイと考えている人なら、次の人のことを考えた行動ができるはずです。
残念ながら次第に人と人との関係が希薄になり、PCとの関係が深まる中でこのようなこともますます多くなるでしょう。
これから信頼される保育者を目指す学生にはこのようなことをしないようになって欲しいですね。
そのため学生のサポート役の我々教職員が手本を示していかなければなりません。
「後は野となれ山となれ」ではなく「立つ鳥跡を濁さず」の精神で行動しましょう。
そのためにも、まず自らの周囲に関心を持っていなければなりませんね。
藤田