今日の心がけ~職員のスピーチ~

コレステロール

2022.11.02

禅の言葉で「放てば手に満てり」というのがあります。
「執着しているものを手放せば、自分にとって本当に大切なモノが入ってくる」という意味で、たくさんのモノを抱え込んでいると、新しい良いモノが入ってこないばかりか、体に影響して、健康さえも害してしまいます。
すなわちモノを溜め込んでしまう人は、心にもいろいろな感情を溜め込みがちで、それが肉体にもそのまま投影してしまうようです。

ガラスの販売業を営むY社長は、脳梗塞で倒れ、「血管のコレステロール値が高いことが原因」と指摘されました。
知人に相談すると、「Yさん、<ガラスは腐らないから>と倉庫に溜め込んでいませんか」と言われ、ㇵッとしました。
知人は笑いながら「そうでしょう。だからコレステロールは、これ捨てろうるだよ」と言ったのです。
早速、Y社長は、在庫の一層整理を敢行しました。欲張りすぎる食欲も制限し、健康を取り戻したのです。
どうやらモノと人の心、そして体は不思議につながっているようです。

今日の心がけ◆モノを溜め込まないようにしましょう

(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

自分の身の回りにあるものが片付いていない時は、やらなくてはいけない物も埋もれてしまったり、探し物に時間を費やしたりといいことがありません。
我が家でも定期的にいるのも、いらないものを整理することがあります。
それは、ものだけでなく溜め込んでしまったストレスも同じことが言えると思います。
溜め込んでしまうと、心だけでなく体や行動にまで影響がでる場合があり、以下のような体の不調がでるそうです。
•肩こり
•頭痛
•腹痛、胃痛
•胸が苦しい
•息苦しい
•だるくて体が動かない
•食欲不振、または食欲過剰
•下痢、便秘
•寒気や冷え
•涙が止まらなくなる
•不眠、または過眠

普段の生活でよくある体調不良の症状でもよくあるものが症状として現れるそうです。
時々、体を動かしたり、気分転換をすることで、心のデトックスを行いたいと思いました。

荒井文菜

そうですね。
モノをため込むのは動物の習性かもしれませんね。
食べるものが年中ふんだんにある時代や場所では蓄えることはしなくて済みます。

しかし、気候や季節によって食べ物がなくなることを経験すれば、それを避けようとため込みます。
モノにあふれた現代では「モノを持たない」ことを推奨しています。
しかし、ロシアのウクライナ侵攻によってモノ不足が世界に拡がっています。

日本でも飢饉に遭遇した折に、これを乗り切った藩は備えがありました。
食料やエネルギーの貯えがないとこの冬さえも越せない人が多く出ています。
貯え過ぎは良くないでしょうが、先を見通した適当な量の蓄えは必要です。

何でも「過ぎたるは及ばざるがごとし」を忘れず、いつ起こるか分からない危機に対応できるだけの備蓄を心掛けましょう。
いずれは消えてなくなるモノとは異なり、知識や経験はいくらでも備蓄したいものです。
学生たちが保育や教育に関する知識や技術に留まらず、本学の学園訓を意識した知識や経験を蓄えて欲しいですね。

 

 

 

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