今日の心がけ~職員のスピーチ~

世紀の難工事

2022.11.02

 瀬戸大橋は、本州と四国を結ぶ橋です。
鉄道道路併用橋としては世界最長で、ギネス世界記録にも認定されています。
 架橋に至る歴史は、波乱万丈の道のりだったようです。
当初、一九七三年に着工予定だった橋は、オイルショックにより、計画凍結を余儀なくされました。
 二年後に凍結は解除されたものの、生活や自然環境に配慮した建設であることを周辺住民み納得してもらうため、幾度も説明会が実施されたといいます。
 丁寧な審議を経て、一九七八年にようやく工事が始まりました。
そこから九年半の工期を経て完成に至り、一九八八年四月十日に開通式が行われました。
 「世紀の難工事」と呼ばれたこの大プロジェクトは、山積していた問題を一つひとつ解決していった歴史でもあります。
 日頃、何気なく利用している道路や橋は、様々な人たちの力なしでは完成しなかったものばかりでしょう。
そうした先人の努力や苦労を知ることも、次なる地域発展への礎となっていくことでしょう。

今日の心がけ◆地域の土木遺産の歴史を知りましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

 私たちが現在利用している道路も、整備されて便利になっていることが当たり前となり、それまでのことを知らなかったり、意識せず使っていることが多いと思います。
瀬戸大橋のような大きな橋の工事も、計画から工事まで、ものすごい時間と努力があり完成したものだということも、この話で改めて実感しました。
 
業務でも、新たなことをするのは、このように大きな努力が必要になるでしょう。
しかし、それによってさらに良くなるのであれば、考えるべきことですし、入念な計画や関係者への確認などに時間も労力もかける価値はあると思います。

 先人の努力や苦労を知り、このような努力を惜しまず、私も日々の業務に取り組んでいきたいと思いました。

相馬

そうですね。
瀬戸内海にかかる橋は、現在では観光名所としても人気が出ていますね。

しかし、この橋の建設に至るまでは本当に長い時間がかかりました。
四国から本州に渡るには船がアタリマエで、この間に大きな海難事故もいくつかありました。
四国に住む人々にとっては念願の夢の橋計画でした。

人はそれぞれの意見を持ちますので、計画が実行されるまでには時間がかかりました。。
気をつけなければならないのは自分中心に物事を考え、それを正しいと思いこむことです。
少し距離と時間を未来に向けて考えられるとよいのですが、なかなか難しいことです。

この瀬戸内海に架かる大橋も同じでしたね。
架かっている現在はとみるとその効果は大であり、その恩恵は大です。
仕事においても人生においても同じことが言えると思います。

保育者を目指す本学の学生にもこのような努力や苦労を乗り越える力を備えて欲しいですね。
そのためにも目的達成のためには周囲の人の理解と助けが必要なことを感じてもらいたいです。
そのようなこともこの2年間で学んでもらえるようにしていきましょう。

藤田

 

 

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