今日の心がけ~職員のスピーチ~
良かれと思って
2022.11.02
体調不良で数か月休職しているAさん。
少しずつ良くなってきたものの、家計が苦しくなるにつれ、不安も増してきました。
ある日、入浴しようとしたとき、脱衣所が温められていました。
Aさんは「生活を切り詰めていかないといけないのに、なぜ無駄なことをするのだ」と思い、電気代がもったいないだろ!と妻を注意したのです。
後日、妻がAさんの身体を慮って、事前に脱衣所を温めてくれていたことを知りました。
Aさんは、節約しようと思って発した言葉であり、妻も夫の身体を思っての気遣いでした。
互いに良かれと思った行為や発言でも、双方が喜ぶとは限りません。
しかも、その行動がきっかけで衝突することもあります。
相手にとって何が本当に喜ばれることなのか、ひと呼吸おいて思い計ってみることが大切でしょう。
また、日頃から相手の考えに耳を傾けることで互いの思いが嚙み合い、意思疎通がはかられていきます。
自他共に喜べる生活を目指したいものです。
今日の心がけ:相手の立場に立って考えましょう
文中にもあるとおり、良かれと思ってなしたことが裏目に出て、気まずくなったり軋轢(あつれき)が生じたことはどなたでも大なり小なりあることと推察します。
この場合、一声かけることがそれらを解消する方法でありましょう。
あとのまつりとならないためにも、これを慣習化することが大切だと思います。
ヒトは誰しも思い描いたことに意に沿う行動を是、反することをされると否とする傾向があります。
否とされた時に、攻撃的にならず卑屈にならず、感情を抑制しながら情報共有をして理解を深めていければ、組織は円滑に流れると考えます。
相手のことを考えて言わずに行うより、明らかにしていく方がこれからの時代は良いのでは、と考える近頃です。
以上
出展(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
進路支援担当 奥貫
そうですね。
良かれと思ってした行動が、裏目に出ることも多々ありますね。
そのようなときには「余計なことをしてしまったかな」と感じたり、「あなたの為を思ってやってことなのに」と複雑な気持ちなりますね。
この時、一言かければこのような行き違いは起こらなかったでしょうね。
たかが一言、されど一言、人の心は不思議なものです。
誤解や行き違いはたった数秒のこの一言が足りなかったばかりに引き起こされるのです。
人はTPOによって、同じ事柄に遭遇しても違った感情え受け止めます。
お互いに同じ状態になるためにはやはり一言が重要となります。
特に経験の度合いが異なる学生とは一言多くを実践していきましょう。
藤田