今日の心がけ~職員のスピーチ~

真心

2022.10.11

Bさんは休日に、 体の不自由な人のための外出ボランティアをしています。
施設での日常生活を離れ、ショッピングや美術鑑賞などの娯楽を楽しんでもらうものです。
具体的には車椅子を押して、その人が行きたい場所へ、 公共の交通機関を利用して行き、その間に食事、トイレなどの介助をします。

Bさんが毎回感じるのは、行く先々で出会う人たちの優しさです。
レストランの店員であったり、エレベーターに乗る際の同乗者であったり様々です。
皆、率先して譲ってくれたり、手伝ってくれたりします。

自分も含めて、普段はお互いに無関心で、親切にされることはないのにと、不思議な気がします。
誰もが実は、優しい真心を持っていることをそのつど感じます。

性善説では、井戸に落ちそうになっている幼子を見かけた時、 人は誰しも利害に関係なく、思わず救おうとするというたとえがあります。
その真心を小出しにしないで、いつも出せる自分になりたいと、改めて思うBさんでした。
 
 
 
今日の心がけ◆いつも親切にすることを心がけましょう
  (『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

子どもの頃、自分なりに友達を気遣い良かれと思って気を利かせたことで別の友達を不愉快な思いにさせてしまい、自分の言動に自信を無くし、人の気持ちがとても難しいということを痛感した苦い経験というか、勉強になったことを思い出しました。

この経験から、自分が何かをすることで、誰かに嫌な思いをさせてしまうのではないかと、考え過ぎてしまい躊躇し、結局何もできない時が未だにあり、結果気の利かない状況を生み出してしまいます。

そこで私は考え過ぎず、さりげなく心のままに手を差し伸べるためには、常に笑顔でいることを意識するようにしています。
たとえ人の気持ちを読み取ることができなかったとしても笑顔のある空間は相手を不快にすることはないと思うからです。

人は誰もが優しい真心を持っていると私は思います。
そして本文のような人の小さな親切に心温かくされたことがみなさんもご経験があるかと思います。
私はそうした温かい気持ちを考え過ぎずそっと差し出せることが出来る人でありたいです。

そして、本学の学生にとって「気品・知性・奉仕」のその先には、いつも自然体でさりげなく手を差し伸べることができる心優しい保育者になれるよう業務を通して今私にできる200%の真心を込めて、学生に寄り添い努めてまいりたいと思いました。

 

実習指導担当 栗原

 

そうですね。
この人にこんなことをしてあげても良いのかと迷うときもありますね。

若い頃、年配と感じた方に電車の中で席を譲ろうとしたとき「私は歳よりじゃない」と憤慨されたことがあります。
このような経験は多くの人が持っているでしょう。
「小さな親切、大きなお世話」などと言われたこともありましたね。
なかなか親切と思う行為も相手には余計なことと思われる、ほんとうに難しいものです。

しかし「情けは人の為ならず」という言葉のとおり、いつかは自分がされる立場になることを思えば、やった方が良いと思ったときはやっておくと良いでしょうね。
やらないで「あの時、やっておけば・・・」と感じることの方が心に痛みを感じますからね。
元来、人はお互いに助け合おうとする気持ちを持った動物だと思いますから・・・。

「袖振り合うも他生の縁」とあるように、人と人はいろいろな機会に縁を感じることがあります。
不思議としか言いようのないことも多々ありますね。
その折に、見知らぬ他人に親切にしていたことや良い印象を与えていたことが縁を結んでくれるのです。

信頼される保育者を目指す本学の学生には、他人に親切にすることを躊躇しないで欲しいですね。
本学の学園訓の「気品・知性・奉仕」の具現ですからね。
そのためにも、教職員は学生に対してもすべての人に対して、アタリマエにさりげなく新セスな行動がとれるようにしたいですね。

藤田
  
  

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