今日の心がけ~職員のスピーチ~

便利さの弊害

2022.10.11

便利な情報機器や電化製品を適切に使用するには、取り扱い説明書を読む以外にも大切なことがあります。
それは、自分と相手への心配りです。
スマートフォンやパソコンなどの情報通信機器の世帯普及率は、最近の調査によると九割を超え、特にスマートフォンの普及の上昇が顕著となっています。
 スマートフォンは機能性の高さと便理性により、私たちの生活を一変させました。
一方、依存症に陥ったり、公共の場や移動中の「ながら操作」が、迷惑行為としてトラブルや弊害を引き起こしています。
 道具は本来、人間の生活を豊かにし、仕事の効率を上げ、より良い社会を構築するものとして生まれてきました。
それが使い方によっては、相手と関係を損ね、自身の体調を悪化させる要因ともなります。
 どんなに便利なツールが開発されても、扱うのは人です。
機械に翻弄されることなく、共存の意識を持って、相手や周囲に不快感を与える使い方をしていないかどうか、心を向けていきたいものです。

今日の心がけ◆周囲への心配りを大切にしましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

現代人の多くが、
「スマートフォンは、常に手元に置いておく」
「メールやSNSの通知があると、すぐにチェックする」
「テレビを観ながらスマホチェックするなど、“ながら行動” が多い」というように1日中スマートフォンやパソコンと共に過ごしています。
私自身もそうです。

デジタルは、私たちの日常に欠かせない存在となっていますが、その一方で、デメリットの多いものでもあります。
特にスマートフォンは、肌身離さず持っている人がほとんどです。
職場の教養にも書いてあるように、依存していると思います。
スマホばかりをいじっていると寝る前に夜更かししたり、肩が凝ってしまうなど悪影響になることも多いです。

悪影響にならない為に対策をしてみました。ラインを通知しないように、通知オフを設定しました。
そうすることでラインの通知音が頻繁に鳴って、集中力が途切れるのを予防できたような気がします。
 中3の娘は、テスト前になると、設定した時間は使えなくなるというアプリを使用して、勉強に集中しています。

 スマホ以外に夢中になれる趣味で一生懸命になる時間を作れば、自然とスマホから離れられることができるのではないのかなと思います。

便利なものほど、上手に使いこなしていきたいと思います。

実習指導係 林

そうですね。
困ったものですね。
アンデシュ・ハンセン著の「スマホ脳」にその危険性が述べられていますね。
ぜひ読んで欲しいですね。

世界の人がスマホを持っていることには驚かされます。
以前、旅行した東南アジアの貧しい地域の人々もスマートフォンを持っていたことに驚きました。
その当時、まだいわゆるガラ携でしたのでなおさらです。

情報を得るにはべんりですが、情報提供が操作され、偏った情報の社会に生きていってしまうように感じます。
能動的な行為に見えても実は操作された中での受動的な行為となっているのが、そのスマホ社会ですから。
ほんとうに社会的動物であるはずの人間が人間性を失って、人間としての思考や行動ができなくなってしまうのではないかと危惧します。

身の回りにある便利なものは、電気やガスなどがなければ存在価値のないものです。
便利なものにあまり頼りすぎると、災害や戦争などでそれらが遮断され供給不能とされた時には・・・。
スマートフォンに限らず便利な機械器具に頼り過ぎなく生活していくことの大切さを今一度、考えていきたいですね。

特の人と人との精神的・肉体的接触が重要な保育現場では、アナログ的なふれあいを大切にしたいですね。
スマートフォンの便利さは便利な道具として考え、依存しない程度に有効に活用していきたいものです。
信頼される保育者を目指す学生には、このことを特に強調して伝えたいですね。

藤田

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