今日の心がけ~職員のスピーチ~

愛車はピーちゃん

2022.10.05

還暦を迎え、定年退職となったTさんは、第二の人生を始めるにあたり、思い切って中古のキャンピングカーを購入しました。
妻との二人旅はもちろん、生まれたばかりの孫といつか一緒に旅行をするという夢もでき、毎日張り切って車の整備をしています。
ある日、車体を磨いていると、ふと〈このキャンピングカーに名前をつけよう〉と思い立ちました。
そのことを妻に話すと、「いい考えね。『ピーちゃん』なんてどうかしら」と提案されました。

妻のつけた名前を気に入ったTさんは、整備をする際、「ピーちゃん、今日も元気かい」と、子供をあやすように話しかけるようになりました。
わが子のように扱ううちに、名前をつける前よりも使い勝手が良くなっていき、時々見つかる不具合も、個性として捉えられるようになりました。
「ピーちゃん」という新たな家族を迎えたTさん夫妻。暖かくなったら、二人と一台で、お花見旅行に行く計画を立てているそうです。

今日の心がけ◆身近な機械や道具に愛着を持ちましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

最近はアウトドアが流行っており、キャンプ、バーベキュー、登山、サーフィン、スノーボード、釣りなど様々な種類があります。
それに伴って、キャンピングカーも、用途に応じて豪華なものから軽自動車まで、色々な種類が増えいるようです。

車を選ぶときに、どれが良いか色々なサイトをみて、実際に現車を観に行き、時間をかけて選びます。
そしてこのTさんのように、愛着を持って過ごせば、どんなものでもかけがえのないものになるのだと思います。

何でもお金を出せば豊かな暮らしを手に入れられる中、良いものを選択し、物であっても大切にしていきたいと思いました。

学生係 田口

そうですね。
全てのモノに心があると感じることも多いですね。
名前を付けて呼ぶということは、この車も家族の一員という感覚なのでしょうね。
家族の一員なら、なおさら大切に扱いますし、感謝の気持ちもわきますからね。

こんな経験はありませんか?
「この車、古くなったし、もう飽きたからかいかえをしようか?」などと話しあっている時に来るあの調子が悪くなるなど。
私の経験は「車を買い替えたいので車を見に行こう」と出かけた所、ちょうど中間地点でいきなり車のエンジンが不調になり動かなくなったのです。
同乗の息子が「変えて欲しくないと車がいっているのじゃない?」と。
修理をお願いしたら「大した故障じゃないので、まだ大丈夫です」との返事。

考えてみると、命を預けている車を粗末に扱う方が間違っていますよね。
日本には八百万の神と、全てのモノには神が宿っているとの考え方があります。
それは人の心がモノに対して、どのような思い入れをしているかなのでしょう。

本学の学生には、教具や遊具をにも心があることを感じて、保育・教育に取り組んでもらいたいですね。

藤田

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