今日の心がけ~職員のスピーチ~

「先輩の教え」

2022.10.05

 精密機械の製造工場に勤めるBさんは、年末に飛び込んできた仕事に追われて、工具の手入れを怠ったまま長期休暇に入りました。
 新年を迎え、作業を始めて数時間した時に、使用していたレンチが折れてしまいました。
突然のことに驚くと同時に、かつての仕事のノウハウを教えてくれた先輩の言葉を思い出しました。
 「工具はね、私たちの手足となって働いてくれているんだよ。このレンチ一本が無くなったら、私たちは仕事にならないんだ。だから、どんなに忙しくても、使い終わったらちゃんと手入れをするんだよ」
 仕事の手順から心得まで教えてくれた先輩を、当時は〈口うるさい人だな〉と思っていたBさんでしたが、仕事を任されるようになると、先輩の言葉の重要性が分かるようになり、その後は教えを守るように努力していました。
 〈今の自分を見たら、また丁寧に教えてくれるんだろうな〉と、先輩の姿を思い出しながら、Bさんは工具の手入れを徹底しようと決意しました。

今日の心がけ♦身近な道具を大切にしましょう

仕事をする上で、道具はなくてはならないものです。
日々の忙しさの中、ついつい忘れてしまいがちですが、手入れを怠らないという事は大事なことだと思います。
又、大切な事を伝えてくださっている、先輩や上司の言葉を素直に受け止められず「うるさいな」などと思ってしまうことも,特に若いころにはありがちです。

いくつになっても、教え導いてくださる言葉や注意を謙虚に受け止める心を持ち、日々過ごしていかなければと思いました。

食堂 五月女

そうですね。
道具は自分自身の分身でもありますからね。
道具を大切にしないということは、自分自身を大切にしない、労わらないことと同じです。
そのことを教えてくれるこのような先輩の言葉はありがたいものです。

しかし、多くの人は先輩の経験から得たこのような言葉を理解できないために反発をしてしまいます。
「子をもって知る親の恩」と言われるように、親の辛苦は子どもからでは十分に理解できません。
親(その立場)になってはじめて親(その立場)の苦労を少しずつ理解できるのです。
「(^^♪人には悲しみが多いほど、人に優しくなれるものさ♬」という歌詞もあるとおりです。

相手と同じ状況にならなければ、ほんとうに相手の言っている意味、行動している意味を理解できません。
「親の意見とナスビの花は千に一つの千に一つも無駄は無い」とも言われます。
できる限り先輩や上司のアドバイスを真剣に聴いて、できる限り早く理解し、行動に移すことができれば良いですね。

本学の学生は子どもたちから絶対的に信頼を寄せられる保育者になります。
先輩や上司、同僚の意見やアドバイスを素直に聞いて、子どもたちにとって、保護者にとって、安心し、信頼できる保育者になって欲しいですね。
そのためにも学生の手本になれるように教職員も、他者のアドバイスは素直に聴き入れ、行動できるようにしたいですね。

藤田

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