今日の心がけ~職員のスピーチ~

打つから書くへ

2019.03.11

Y子さんは、
学生時代から携帯電話を使い慣れています。
数年前にスマートフォンに替えたことで、電話をかける機会が以前より少なくなりました。
メールを打ったり、SNSでのコミニュケーションが多くなったからです。
絵文字で、気持ちを伝えることもあります。
そんなY子さんですが、社会人になってから、学生時代にはなかった、ある習慣を身につけました。
それは、ハガキを書くことでした。
先輩が、バッグの中に必ずハガキとペンを入れておき、移動時間や仕事の隙間時間を使って、サッと礼状を書く姿に憧れたからです。
その先輩に教わったことで、Y子さんは今、ハガキを書く際に三つのことを心がけています。
①相手の顔を思い浮かべてハガキを書く、
②相手にハガキが届いたら、額に入れて飾られると思って心を込めて描く、
③書いたハガキはバッグやポケットに入れず、手に持ってすぐに投函するということです。

今日の心がけ◆手書きの良さを見直しましょう
「職場の教養」(一般社団法人倫理研究所より)

ワープロか、手書きか、
これは、最近よく比較されるデジタルか、アナログか、と同様なことです。
同じ文章の案内文や通知文などを多く郵送する場合は、ワープロが有効です。
対して、相手に気持ちを伝えたい手紙などは、手書きの方が上手く伝わります。
字が下手であっても、その個性が感情となって文に表れ、ペンで相手を動かすことも可能なのです。

世の中には、新しい電化製品や情報機器が発売されると、それに飛びつく方がいますが、
私は、携帯電話は未だに“ガラ携”で、特別“早打ち”ができる訳ではなく、拘りを持っているわけでもありませんが、皆が新しいものに魅力を感じている時、自分は、どこか懐古的な雰囲気に取りつかれています。
大好きなアニメでは、手間をかける手書きの作画や動画を多用した作品に温かみを感じますし、運転している自動車は、外観をレトロ調にカスタムしているくらいです。

人工知能が、いずれ世界を支配すると言われていますが、感情表現においては、まだまだ人間の脳の方が優っていると思います。コミュニケーションツールにおいて、古来からの手法を活用することで、仕事にも有益になると確信できます。

事務局 係長(進路支援担当) 中村 周

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