今日の心がけ~職員のスピーチ~
何のために
2019.03.04
自分は、何のために働いているのか。このことを考えるための例話として、
「三人の石切職人」という昔話があります。
旅人が、新しい教会を造っている町に通りかかりました。
そこで働いている三人の石切職人に、旅人が「何をしているのか」と尋ねました。
第一の男は「これで暮らしを立てているのさ」と答えました。
第二の男は、打つ手を休めず、「国中で最高の石を切る仕事をしているのさ」と言いました。
そして第三の男は、その目を輝かせ、空を見上げながら「教会を造っているのさ」と答えました。
石を切る作業は同じですが、
一人目は職業へのこだわりはなく、生活のために働いています。
二人目は職業への誇りを持って、報酬以上の価値を見いだしています。
三人目は仕事を通して、多くの人が喜ぶことを思いながら働いています。
私たちの働く目的も様々ですが、仕事の延長線上に、誰かが喜ぶ姿を
思い描くことは、一層のやり甲斐にもつながるでしょう。
今日の心がけ◆仕事のやり甲斐を高めましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
「何のために働いているのか」と問われたら、
私は、第一には、自分が生活をしていくために働いていると
答えてしまいます。
自分が思い描いていたような仕事ばかりではなく、嫌な思いもしますし、
日々の業務に追われ、決められた仕事を期日までに行うことに精いっぱいで、
このように誇りを持って価値を見いだしたり、多くの人が喜ぶことを思う
というのはなかなかできません。
同じ仕事でも、人によってとらえ方が違うとしても、
結果が同じであれば、外から見る上では問題はないでしょう。
しかし、「やり甲斐」があることで自分の気持ちが前向きになったり、
仕事がよりよく進んでいくとも思います。
作業の先の相手や状況も思って、仕事ができるようにしたいと思いました。
教務係 相馬