今日の心がけ~職員のスピーチ~
復興への道のり
2019.02.26
東日本大震災から六年が経過しようとしています。
宮城県南三陸町では今月、かさ上げされた新市街地に本設された
新商店街がオープンします。
昨年の大晦日、三十二点が軒を連ねる「南三陸さんさん商店街」が、
五年にわたる仮説での営業を終えました。
同日、商店街ば復興に立ち上がる地域の生活を
支えてきたとして、町民有志らが企画した卒業式が行われました。
新商店街での営業は、仮説時代にくらべて、
共益金など月々の負担金が跳ね上がり、
不安と希望を抱えてのスタートです。
震災からの復興は、未だに道半ばです。
被災地に向けて、私たち一人ひとりが今できることを考え、
行動に移していきましょう。
今日の心がけ◆被災地の今に目を向けましょう
一般社団法人倫理研究所発行「職場の教養」
東日本大震災の影響で、仮住まいを続けている人たちがおり、
2018年1月末現在、岩手、宮城、福島の被災3県で
仮設住宅で暮らす人たちは約3万人となっています。
仮設で住む人数は減っているものの、
7年経った今でも
元のような暮らしには戻れない人がいることも現状です。
故郷へ帰りたい意向があるかという調査では、
帰りたいと答えた人が31パーセント、
帰りたくないと答えた人は26パーセントで、
以前に比べて帰りたい人が減少している傾向がみられるようです。
また、未だに多くの人が、
心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しんでいるようです。
日本は自然災害が多く、昨年も各地で地震や豪雨が相次ぎました。
私たちは生活をする上で、災害から逃れることは出来ませんが、
過去の教訓により、被害を減らすことができるでしょう。
都心では、防災公園などの避難場所があり、
普段はベンチとして使えるものが竈になったり、
仮設トイレが設置されています。
また自動販売機も災害時はボタンを押せば
飲み物が出てくるようになるなど、
過去の経験から、改善を図っていることが沢山あるようです。
震災の出来事を風化させないように、一日も早い復興をお願っています。
実習指導係 加藤