今日の心がけ~職員のスピーチ~
千人の先祖を思う
2022.08.04
私たちは、誰でも等しく、命のつながりの中に存在しています。
一人として例外はありません。
両親からいただいた命の元を辿れば、祖父母がいて、曾祖父母がいて、さらに先代から続く歴史があって、今の自分がいます。
自分にいったいどれくらいの先祖がいるのか計算してみましょう。
両親二人を一世代前と考えると、二世代前で四人、三世代前で八人……と数が増えていき、十世代を遡ると一〇二四人となります。
一世代を三十年と仮定すると、およそ三百年前に、千人もの先祖がいることになります。
多くの命が、長い年月をかけて、バトンリレーのようにつながれてきたことを思うと、今の自分と祖先を分けて考えることはできないでしょう。
日頃はこうしたことを考えなくても、時には、自分の先祖へ思いを馳せて、命の重さを噛み締める時間があってもよいでしょう。
また、子供を持つ人は、機会を作って、親子でこうした話をしてみてはいかがでしょうか。
今日の心がけ◆命のつながりに思いを向けてみましよう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
来週はお盆になります。
毎年8月13日から16日までの4日間、ご先祖様や故人をお迎えして感謝や供養するための期間です。
私は13日には親や親戚でお墓参り行き、16日はきゅうりやナスでお馬を作って、先祖を送りだすということをしています。
この一連の流れは、両親が主導で自分は部分的な参加で、全てのやり方がわからない部分もあります。
これは徐々に覚えていかなくてはいけないなと改めて思いました。
来週13日から学校もお休みとなります。
ご先祖様がいなかったら今の自分は存在しないのだと、改めて命の大切さを考え、先祖代々行っている行事にも、目を向けられる時間にしたいと思いました。
学生係 田口
そうですね。
そう考えていくとほんとうにこのように多くの先祖のおかげで、今の自分がいるのですね。
まさに奇跡です。
これで思い出したのですが、昔、先生からこれと同じ話をしてもらった折に、単純に不思議な疑問がわきました。
そうすると昔の人の人口はどれだけ多かったのだろうか?
最初の人類は?
いずれにしても先祖が存在したから今の自分が存在していることは確かです。
その間、地震、津波、台風、大雨 、洪水、 豪雪、干ばつ など自然災害や飢饉や疫病などを潜り抜けてのことです。
現在「新型コロナウイルス感染症」で起きているような感染などのを何とか切り抜けてきてくれたおかげです。
保育者を目指す本学の学生は、このような先祖に感謝の気持ちを持ちながら、未来を担う子どもたちに接して欲しいですね。
そのためにも先祖を敬い感謝の気持ちを表すためにも伝統文化を大切にすることも忘れてはなりませんね。
ここにも書かれているようにすべては継続と継承から生まれてくるものです。
先祖への感謝の気持ちで人でも物にもすべてに感謝の気持ちを持って対していきましょうね。
藤田