今日の心がけ~職員のスピーチ~

人望あるリーダー像

2022.07.18

政治史や正教を記した中国最古の歴史書『書経』には、
古代中国を治めた天子や王、参謀の言葉や経験が記されています。
その中でリーダーに求められる9つの条件が述べられています。
1.寛容でありながら厳しい一面がある。
2.柔和でありながら芯が通っている
3.慎重でありながら物事の処理が機敏
4.有能でありながら相手を見下さない。
5.従順でありながら意志が強い
6.直情でありながら心は温かい。
7.大まかでありながら筋は通す
8.決断力に富みながら思慮深い
9.行動力がありながら善悪のけじめはわきまえている

「寛容さ」と「厳しさ」のように、相反するような資質が併記されているのは、臨機応変さとバランス感覚が求められるということでしょう。
組織の充実や活性化を図る上で、必要不可欠な存在がリーダーです。
そのリーダーは、ただ形だけ存在しているのでは意味ありません。
いずれかの1項目でも意識して、人望を高めていきたいものです。

今日の心がけ◇バランス感覚を磨きましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

職場やスポーツの世界でも、皆が同じ方向を向いて行けるよう先頭に立って導いていくのがリーダーと言えるでしょう。

スポーツでは監督、コーチ、キャプテンといったリーダーがいます。
戦術やプレースタイルをリーダー自身の理想とする方向にもっていくために自分のチームを束ねるでしょう。
子どものサッカーをみていると、リーダーの考え方によって様々なチームがあります。コーチ主体のチームと選手主体のチームの違いです。
コーチの指示・命令に従うあまり、試合中、柔軟に動けない選手が多いチームがあります。

ポジショニングにこだわり過ぎてバランスが取れないチームもあります。
常にコーチにコントロールされているチームは何年たっても
考えて動くサッカーができません。

一方で、積極的に選手の意見を聞き選手に任せることのできるチームは時間の経過とともに大きく成長します。
リーダーがそれを理解しているチームは恵まれていると思います。

私がリーダーになることと言えば子ども関係の役員くらいですが、関わる人達とのコミュニケーションと信頼関係を大切にしています。
職場でも安心して仕事を任せてもらえるようリーダーとの信頼関係を築けるよう努めていていきたいと思いました。

教務係 寺田

そうですね。
「良きリーダとは」といった書籍やWebサイトが多く目につきますね。
時代の移り変わりで、多少の違いはあったとしても、社会がある限りこのことは常に課題とされるでしょう。

リーダーに必要とされるのは「コミュニケーション力」「信頼関係」「先見的思考力」で組織を目的達成に向かわせることでしょうね。
このような未来を見据えた目標を達成できるように、周囲の人々を巻き込み、それぞれの持てる力を発揮させられる力でもありますね。

そのためには、リーダーは、現在に立ち、常に近い将来から遠い未来を見据えていなければなりません。
また、信頼関係を構築するために、できる限り早い決断もできなければなりません。
ここでは常に、早いレスポンスが重要となります(日本人はこれが弱い)。
そしてこれで築いた信頼関係から現場で行動する者に権限を委譲することも重要となります。
コミュニケーション力の高いリーダーはこのことにより信頼関係をさらに強くすることとなります。

一方、良きリーダーの下には、必ず良きフォロアーが必要です。
組織は常に両者で成り立つものですから、フォロアーの善し悪しが組織の強弱に大きな影響を与えます。
戦国武将の織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、武田信玄、上杉謙信はじめいろいろと名前が浮かびます。
少し古い話となりますが、ヤクルトスワローズの野村監督と古田捕手なども思い浮かべます。

われわれは学生と接します。
その折に、この信頼関係と円滑なコミュニケーションは欠かかすことはできません。
リーダーでなくとも、このようなことは組織では重要なことです。

学生を信頼し、信頼されるように、円滑なコミュニケーションを図れるようにしましょうね。
そして、学生から埼玉純真で学ぶことができて良かった、と言われるようにしていきましょう。

藤田

 

 

 

 

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