今日の心がけ~職員のスピーチ~
先輩たちの失敗談
2018.08.22
先輩社員が後輩を指導する時、仕事がうまくいった話は参考になるものです。
しかし、もっと参考になるのは失敗談でしょう。
特に多かったのは電話対応に関する失敗談でした。
失敗を経て「積極的に電話をとるうちに自信がつき、会社訪問にも活かせた」と
いった声もありました。
失敗経験は、誰にでもあるものです。
具体的な失敗談は、後の世代への教育にもなるだけに、積極的に伝えるべきでしょう。
電話をとらなければ失敗はしませんが、
電話をとって失敗する経験こそ自分の財産になるでしょう。
◆今日の心がけ◆失敗を恐れず挑戦しましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
新入社員にとって、先輩は何でもできるし、何でも知っている、
とてもすごい人という存在です。
ですので、先輩から聞く「これが出来た」「こうしたら上手く出来た」などの話は、
「さすがだな・・・」っと思うばかりで、自分との差を感じて
今の自分が一年後こんな風になれるのかと、不安を抱いていた気がします。
ですがそんな中で、先輩から
「私なんてこんなことしちゃったんだよ」とか
「その失敗は私にも同じ経験があるよ」などの
話を聞けたときは、先輩たちにも私たちみたいに
不安を感じていた新人の時があったんだなと、
その先輩に親しみを感じるとともに、
今の出来ない自分を否定せずにいられたことを思い出しました。
このお話にもあるように、私自身、電話の失敗は沢山しました。
もう二度と電話はとりたくないと思い、当番の日は電話が鳴らないことを
ひたすら祈っていました。
そんな時に、出来ないことを責める先輩がいると萎縮してしまい、
余計に緊張し、ますます電話が恐怖になりますが、
「それ聞き取りにくいよね」とか
「自分はこんな失敗したよ」などと失敗談をしてくれたり、
共感してくれる先輩がいたことで、失敗することに対しての
必要以上の恐怖心が無くなたような気がします。
そうしているうちに、会社の業務内容や用語を覚え、
電話の相手がどのような関係の会社なのかも分かってきて、
相手の言っていることを落ち着いて聞くことができ、
失敗も減っていきました。
今では、電話に恐怖を感じることは少なくなりました。
これは、どの業務でも同じだと思います。
誰でも失敗して恥ずかしい思いをしたり、傷付いたりはしたくありません。
ですが、失敗したくないから手を出さない、
関わると面倒なことに巻き込まれそうだから関わらない、
それではその人の仕事の幅は狭いままです。
どの業務も最初は初心者なので失敗は必ずしますが、
その業務が身についた時に、その失敗談が自分の器を大きくしていたり、
会話の幅を広げていてくれているはずだと思いますので、失敗も「有りだ」と考えて、
今後も業務に取り組んでいきたいと思います。
庶務係 大澤