今日の心がけ~職員のスピーチ~
後始末の範囲
2018.07.11
仕事ができる人には共通点があります。
それは、使う「もの」を大切にする点です。
ものを大切にする姿勢は、使用後によく現れます。
まずは、使ったものを元の場所に戻すことが
後始末の基本です。さらには、職場全体に
視野を広げて、後始末を確認することも
大切でしょう。また、現代の情報社会では、
形のない情報も、後始末の対象となるかもしれません。
A社では、社員間でスムーズにデータを
やり取りするために、個人のパソコンに
「共有フォルダ」を設けています。Bさんのパソコンには、
連日、同僚からの資料が舞い込みますが、いつもきれいに、
空になっています。
きっかけは、先輩の助言でした。「共有フォルダの中に
資料を残しているのは、セキュリティー面でも良くない。
何より、そういうデータの扱い方では、いい仕事はできないよ」。
それ以来、データを溜めないようにしています。
形あるものに限らず、形なきものも後始末されている環境から、
クオリティーの高い仕事は生まれるのでしょう。携帯電話や
パソコンのメールも同様です。
今日の心がけ◆形なき情報も後始末しましょう
『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より
子どもに、と言いたいですが、大人も後始末できていないことが
多いです。できるけどしない、だらしないというより、する気がない。
以前は、ものが溢れていなかったので大事に、大切に、扱いました。
物自体が不足していて高価でした。今はものが安く溢れています。
壊れたらまた新しいのを買えばいい、となることが増えています。
とにかく手入れをすることが減りました。
きちんと整理整頓されているオフィスは、それだけで生産性が高いです。
一日の作業が終わって、きちんと後始末できていれば、翌日も作業が
始まります。質の安定化に繋がります。
後始末ができる職場は、利益が出ていると思います。
いろいろな始末がきちんとできるように
作業したいです。
事務局係長 田中淳一