今日の心がけ~職員のスピーチ~

もう一つのメガネ

2018.06.27

私たちは、多くの道具や機械の助けを借りて仕事をしています。
それらは物言う口を持たないだけに、そのありがたさを忘れてしまうことがあります。
Tさんはメガネを愛用しています。
出張する際は、万が一に備えて予備のメガネを持ち歩き、主に移動の時に使用していました。
出張先で商談をしている時のこと。
先方が中座し、唐突に、「今かけているものの他に、メガネをお持ちではありませんか」と尋ねてきたのです。
Tさんが、別のメガネを持ち歩いていることは、取引先の担当者が知るはずもありません。
不思議に思って尋ねると、ホテルから連絡があったというのです。
実は、Tさんが宿泊したホテルは取引先が予約したもので、先の電話はホテルからの問い合わせでした。
Tさんは予備のメガネを部屋に置き忘れていたのです。
お世辞にも高価とはいえない予備のメガネですが、これがあるからこそ安心して出張できるのだ、と痛感したTさんです。
それからは、そのメガネを今まで以上に大切に扱うようになりました。

今日の心がけ◆物の声なき声に耳を傾けましょう

私は、メガネを掛けるようになって30年以上経ちます。

『職場の教養』(社団法人倫理研究所)「もう一つのメガネ」に登場するTさんの言う“愛用”に留まらず、必需品です。

以前、旅行先で縁なしのメガネを掛けていた時、外して置いた場所を忘れ、大変な思いをしました。
裸眼では、近視と乱視でほぼまともには見えず、生活できません。
最近は、そこに老眼が加わりました。

寝る時、顔を洗う時以外、メガネを外す機会はほとんどありません。
それだけ必要なものです。

そう考えた時、仕事で必要な事務用品や機器が、いかに重要か実感でき、大切に扱わなければならないことを痛感します。

私は、衣類や実用品などの持ち物は多い方ではありません。

恥ずかしながら、お洒落をしたい感覚が弱く、気に入った物を飽きるまで使い続ける性格のようで、余計に物の有難みを感じます。

事務局 係長(進路支援担当) 中村 周

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