今日の心がけ~職員のスピーチ~

足配り

2018.06.11

建設業に従事しているA氏は、このところ憂鬱な日が続いています。
それというのも、成約一歩手前までいった仕事が、ライバル企業に、
ことごとくひっくり返されているからです。

<自分なりにお客様の立場に立って、頻繁に電話を入れたり、
FAXしたり、メールを送ったりと努力しているのに・・・〉

A氏の姿を見ていた上司が言いました。
「A君、基本を忘れているのではないか。
電話やFAXやメールで事足りると思っている君の姿勢が、
お客様から見捨てられたのではないか。なぜ足配りをしないんだ」

A氏は上司の一言で、頭を殴られたようなショックを受けました。
目先の忙しさに気をとられていた自分を猛反省し、些細なことでも、
努めてお客様のもとへ足を運ぶようにしたのです。

すると、その後の取引では、不思議と施主から他のお客様を紹介されるようになり、
仕事がスムーズに回るようになったのです。

今日の心がけ◆労を惜しまず足を運びましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)  

メールなど最速に情報共有できるようになった便利な現代ですが
その文字をみて相手の熱意を感じ、何かを決断するということは
稀なのではないかと思います。

営業は足で稼ぐのは時代錯誤と聞きますが、直接、相手と会って
何を必要としているか感じることも必要です。
このように手間をかけることによって最終的に相手の信頼を
得ることが何より大切だと思います。

本学も高校や実習園や就職園の方に先生方が中心となって
訪問しています。
実習生や卒業生に何か問題が起きた時などには、臨機応変に対応し、、
必要とあれば何度も訪問をしているとお聞きしています。

その度重なるフォローによって、相手先とのつながりが濃くなり
年々信頼関係を作っているのだなと思います。

学生や先生方に対応する現在の仕事にもこのことが大いに
ヒントとなっています。これからも相手を感じながら仕事に
取り組んでいこうと思います。

教務係 田口宏美

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