今日の心がけ~職員のスピーチ~
伝統と現代の融合
2018.05.24
着物姿の女性の髪を彩る「つまみかんざし」は、
江戸時代の伝統の技をそのままに、デザインに工夫を凝らすことで、
現在も女性たちに愛されています。
墨田区向島で三代続く、かんざし専門メーカー「かんざし杉野」の杉野守氏は
「江戸時代と変わらぬ手作業が生み出す、つまみかんざしの魅力を
後世に伝えていくことが、私どもの使命です」
と情熱を込めて語ります。
伝統的な細工技法に、現代的なセンスと工夫を加えるのが、
元ネイルアーティストである奥様の聡子さんです。
高雅で可憐なつまみには、手仕事ならではの細やかさが感じられます。
先人たちの知恵によって生まれた工芸品は、時代に合わせて
手を加えていくことで、新たな価値が加わって使われ続けていきます。
これまで積み上げられた伝統を尊重して、古くても価値の
あるものを守っていきましょう。
また、単に守るだけでなく、伝統を今に活かすために、
新風を取り入れることも大切なのでしょう。
◆今日の心がけ◆伝統を活かす工夫をしましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
最近、和を取り入れた小物や着物を着て観光するなど
鎌倉や京都で流行っているとテレビで見ました。
また、着物を着る機会が少なくなってしまった現代では、
祖母が着ていた着物をリメイクして現代風な物に作り変えて
使ったりする方も増えたということです。
伝統を活かしつつ、現代に受け入れられるように工夫して
受け継いでいくということは、とても大変なことだと思いますが、
現代風に作り変えることで、取り入れやすく、オシャレに使うこと
ができるようです。
「伝統」をこの学校でいえば、今までの先生方や職員が今まで
考えてきた仕事や授業のやり方がそれにあたると思います。
そのやり方や進め方を大切にしつつ、更なる改善を加え、
より良いものとして学生や自分の後に担当した方にに伝えて
行きたいと思います。
大事なのは、本質や理念は変えずに、今の時代に合わせて
[変化させていく][やり方を変えていく]ことではないかと思います。
実習指導係 林