今日の心がけ~職員のスピーチ~

案ずるより「する」が易し

2022.04.23

エンジニアのSさんは心配性で、何事も後手に回る傾向がありました。
〈もし失敗したらどうしよう〉と、自信のなさの裏返しか、つい、いろいろと考え過ぎてしまうのです。
そんな折、上司からの推薦があり、新しい部品の開発リーダーに選出されました。
メンバーとともに案を出し合い、何度も議論を重ねましたが、なかなか決定打が出ませんでした。
時間だけが経過し、毎日胃が痛む思いでした。

その時、ふと高校時代の恩師に言われた言葉を思い出したのです。
「完璧でなくとも、最善と思ったことをやってみよう。
その積み重ねが成功につながる」この言葉に勇気づけられて、有力案の一つを試作してみることにしたのです。
すると、制作の過程でメンバーの一人から新しいアイデアが生まれ、期日までにサンプル品を完成させることができたのです。
行き詰ったときの突破口は、まずやってみることです。
できることから実行していくときに、きっと応援者が現れるでしょう。

今日の心がけ◆まず行動に移してみよう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

短所と長所は、逆の意味に言い換えることができます。

Sさんの心配性は、慎重である、計画性がある、それゆえ失敗が少ないと捉えることもできます。
時間をかけてじっくり考えることは必ずしも間違っているとは言いきれません。

安易な見切り発車は後々トラブルを引き起こすことがあるからです。
問題は、失敗を恐れて前進できないという部分だと思います。

本学のHPには教職員紹介コーナーがあります。
学生への一言という欄では学生への応援メッセージを載せています。
「苦手なことや失敗体験のある先生は子どもの心に届く言動がとれるそうです。
失敗を恐れず有意義な時間を過ごして欲しいと思っています。」
と、失敗を糧に前進できる力をつけてもらいたいという思いから私はこのメッセージを考えました。

まずは出来ることを探してみる!
そして出来ることから始めてみる!
学生へのメッセージは私自身仕事と向き合う際のモチベーションにつながっています。

教務係 寺田

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