今日の心がけ~職員のスピーチ~

生命のサイクル

2018.03.15

私たちは、毎日欠かさず摂り続けているものが二つあります。
それは、呼吸により体内に取り込む酸素と、水分や栄養分を
摂取する食事です。
空気はお金をかけなくても摂取できます。あまりにも当たり前に
存在しているために、大自然の絶妙なバランスの中で生産されて
いることを忘れがちです。

日本国内で処分されている食品ロス(食べ残しなど)は、
年間六百万トン以上に上ります。これは貧困にあえぐ人々へ援助
されている食料品およそ三百万トンの二倍に相当し、見過ごしては
ならない事実でしょう。
命を支える営みに思いを馳せ、今、自分ができることに取り組み
ましょう。

今日の心がけ◆命の営みのサイクルを感じましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

私達が住む地球では、地球温暖化、オゾン層の破壊、砂漠化、
森林破壊、酸性雨、異常気象など、地球環境の破壊が大きな問題と
なっています。
このような問題は、大量生産、大量消費のスタイルを続けてきた
人間の責任だと言えるでしょう。
地球の資源を必要以上に消費し、環境を汚染、破壊し、廃棄物を
生み出してきました。

最近気になるのが、子どもの通う小学校で給食の残飯が多く、
子どもからクラスの殆どの子が残しているという話を聴き、
ショックを受けました。
給食試食会という行事に参加した時、保護者が学校給食を試食し、
子ども達の給食の様子を見る事ができました。
一口食べて、殆ど残している子が多く、食缶に大量の残り物がありました。

子どもには、日頃から残さないようにと口うるさく言っています。
水、空気、食べ物といった周囲の環境と関わりながら生きている
ということ、つまり自分以外のあらゆるものと関係があってはじめて
自分自身が生きている、生かされていることを伝えていますので、
給食は今まで一度も残したことがなく、お代わりもしていると自慢して
います。

私達は、水や空気を当たり前に摂取しています。
この「当たり前」というものに対して、感謝を忘れてしまいます。

仕事においても、「やってくれて当たり前」と思わず、周りの人
が仕事を進めてくれたから、自分もスムーズに仕事が進められる
と感謝の気持ちを持つことが大切だと思います。
どんなことでも、「あって当たり前」、「やって当たり前と思わず、
感謝の心を持ち、感謝の言葉を伝えていこうと思います。

そのことを、子ども達や学生にも伝えていきたいです。
また、学長先生より、子どもや学生達に、一度欠乏状態を何らかの形で
体験させるとよいとお話がありました。物にあふれている時代に
物がすぐに手に入らない状態を体験させることが必要かもしれません。

実習指導係 林

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